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台北観光サイト

亜洲巡弋 Asia Cruise(アジアクルーズ)

アンカーポイント

発表日:2013-10-04

更新日:2016-09-30

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イベント日時
場所
台湾臺北市北投區

2013関渡芸術祭のフィナーレを飾るビジュアルアート展です。関渡美術館で1年あまり開催されていた企画展「亜洲巡弋(アジアクルーズ)」は、アジア各国が現代の台湾芸術を4つの角度から見つめるという企画展示。アジアの国際的キュレーター4名が台湾芸術家と協力し、共同で展示を行いました。国際キュレーターがそれぞれ昨今の台湾芸術について観察し、命題を提唱してそれにふさわしい台湾芸術家を選んでペアとなります。そして、4つの展示テーマに沿って現代台湾の芸術の深みを観察し、100名のリストの中から任意の芸術家を招いて展示を行います。
関渡美術館では、初の試みとして全館を4つの展示区に分割。4階ホールから入館してまず目に飛び込んでくるのは、台湾のキュレーター・張晴文が手掛ける「鬼島 Island of Ghost(幽霊島)」。方偉文、高雅婷、劉和讓、蘇育賢など数名の芸術家が制作を担当しています。3階に降りていく吹き抜け展示エリアは、中国のキュレーター・王曉松の企画した「物証 Evidence」がテーマ。参加した芸術家は、林冠名、黄子欽、鄭博聰、頼志盛の4名です。1階の展示ホールでは、日本のキュレーター・金島隆弘の企画による「物体事件 Object Matters 」が展示され、参加芸術家は、徐玫瑩、荘普、陳松志。同じく1階の展示ホールでは、韓国の金善姫が「隔絶今界 Isolated in Connected World(繋がる世界での隔離)」として、呉季聰、張暉明、陳慧嶠の3名の芸術家を招いた展示を行います。
特筆すべきは、この特別展において最も「権威のある」芸術家の荘普が特別出展した最新作「召喚神話(神話の召喚)」の大型インスタレーション作品でしょう。頼志盛が2階の吹き抜けホールに空間を限定して制作した「邊界(境界)」も、観る人が自分で芸術の境界を感じられるようになっています。注目を集めているのは、新世代の芸術家・鄭博聡です。最近の創作である、付箋紙を使った絵画も初出展されています。これら現代台湾における芸術の新境地とそのエネルギーに期待せずにいられません!
同美術館ではこれと同時に「アジア現代芸術フォーラム」も開催しています。4名のアジア出身キュレーターがそれぞれの国から評論家や学者を招き、各国の今の芸術がどのようにアジアと向き合っているかについて台湾の観客に紹介。ここを実質的な交流の場として、企画展示期間中にさらに奥深いクロストークの機会を発展させることで、アジアの芸術評論家との対話や共有から互いに最大限の交流意義が生まれることでしょう。これにより現代台湾における芸術創作の新たな一面と視点をアジア各国に見せることができるのです。また、国際キュレーターや評論家たちに台湾の芸術家を推薦することで、現代台湾芸術の発展させるという最大の目的と意義が達成されることが期待されます。展示期間中には展覧カタログとアジア現代芸術フォーラムの冊子が出版され、展覧とあわせて関連教育の推進やgallery Talkイベントが行われます。豊富な関連イベントも企画され、国内外の観客のほか大学内外の関係者や学生には爽やかですばらしい芸術の饗宴を堪能いただけることでしょう!

テーマ / キュレーター 
Island of Ghost /張晴文(台湾)
Evidence /王暁松(中国)
Object Matters /金島隆弘(日本)、Isolated in connected world/金善姫(韓国)
展示期間:2013/10/4- 2013/ 12/15

特別講演者:高森信男(台湾)、杭間(中国)、小崎哲哉(日本)、李暻旼(韓国)
参加芸術家:高雅婷、方偉文、蘇育賢、劉和譲、頼志盛、林冠名、黄子欽、鄭博聡、呉季璁、張暉明、陳慧嶠、荘普、陳松志、徐玫瑩

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