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台北観光サイト

切り取られた世界-ブルカンの写真展

アンカーポイント

発表日:2016-09-23

更新日:2016-09-30

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イベント日時
場所
台湾臺北市中正區南海路49号
ブルカン氏(1929-2013)は、トルコで最も称賛を受けている芸術家の一人です。その芸術は、都市の壁に深く触発されて生み出されました。氏が最も興味を持ったのは、あの至る所落書きとポスターだらけの、古びた街の壁でした。特に、街の中でも一段と雑然とした場所の、長年雨風に曝され、何代にもわたって人々が落書きをして来た壁に、心惹かれたのでした。

ブルカン氏の芸術家としての生涯は1960年代初期に始まりましたが、1970年代中期になると、その芸術の幅を広げて、写真撮影をするようになりました。写真家としての氏は、ひたすら写真で記録し、保存し、整理してきました。そして、1975年の初頭、初めてイスラエルを訪れた時、壁の美しさに気付いた氏は、「世界の壁」という重要なシリーズの撮影を始めたのでした。かくて、氏は、100か国の500以上の都市で、3万枚を超える写真を撮影してきました。

「世界の壁」シリーズと同時に、氏はその他のシリーズの撮影も始めました。「ニューヨーク、マンハッタンの摩天楼建設」「ニューヨークの鉄鋼労働者」、そして「1986-87年、ブルックリン大橋の修復」などがそれです。この他にも、氏は、様々な時代の様相や旅先で偶然出会った人物などをカメラで捉えています。それらの作品には、氏の人類の経験に対する強い思いが表れており、特に記憶や歴史と場所の織り成す物語が、立ち現れてきます。

ブルカン氏は、生涯に無数の賞を受けていますが、中でも最高の賞は、1995年にトルコ大統領から与えられた生涯功労賞です。氏の作品は、無数の出版物に収録されており、数多くの世界的に著名な博物館が所蔵しています。

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