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宜興紫砂-陶製茶器展

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発表日:2016-11-29

更新日:2016-12-30

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宜興紫砂-陶製茶器展
イベント日時
2016.10.07 - 2016.12.18
主催機関
国立歴史博物館
場所
台湾台北市中正区南海路49号
宜興紫砂-陶製茶器展
2016.10.07 - 2016.12.18
展覽場所:二階展場
住所:国立歴史博物館 台北市南海路49号

「人間珠玉安足取、豈如陽羨溪頭一丸土」(この世にどれほど多くの珠玉があろうとも、この沢土に勝るものがあろうか)。これは、宜興紫砂がいかに素晴らしいかを語る時の決まり文句です。宜興紫砂を素材とする陶器作りは、宋の時代に始まり、明・清の時代に最盛期を迎えました。それらは繊細な手触りと高雅な味わいで知られ、文人たちの好みも取り入れて大いに愛好され、皇帝一族にも好まれて、皇室御用達の品にもなりました。

宜興紫砂を素材とする陶器作りは、他に例を見ない優れた工芸です。紫砂は、別名「富貴土」とも呼ばれ、その土質は特異なもので、色彩が多様なうえにどんな形にも成形することができます。また、自然に入る気泡によって、完成後、年月を重ねる程に光沢が増して行きます。「世間茶具称為首」(世の中の茶道具で最高のものだ)という言葉は、そのような紫砂壺に対する高い評価を表しています。また、各時代の名壺作家と文人たちは、それぞれ壺に彫刻や書画の装飾を施しており、壺の文化的価値が一段と高まりました。その技は中国の無形文化遺産に指定され、古今の紫砂壺は、これまで以上にコレクター垂涎の的となっています。

今回の展覧会では、近現代の中国国営工場時代に「革新」と「打破」を追求した、二十数名の巨匠たちの代表作を展示します。そのうち、陶製人形類の展示では、中国工芸美術の巨匠、徐秀裳氏の最も活躍していた時期の作品、「十八羅漢」、「飲中八仙」、「坐八怪」などの陶製人物像や、周定芳・陸文霞・徐瑞平・范年豊・勇躍俊などの弟子と共作した陶製人形壺をご覧頂けます。また、茶壺類の展示として、呉雲根作「牛蓋洋筒壺」、朱可心作「漢君壺」、徐漢裳作「石瓢壺」、李昌鴻・沈蘧華共作「竹簡茶具」、顧紹培作「高風亮節壺」、儲集泉作「黒葵龍壺」、張樹林作「此楽提樑壺」、蒋彦作「聚宝壺」といった、名人の作品をお楽しみ頂けます。さらに、任淦庭・譚泉海・鮑志強・沈漢生といった陶刻の巨匠たちの作品も、展示されています。これらの作品により、紫砂の雅な美しさを味わうことができるとともに、現代紫砂工芸の斬新な味わいに触れることができることでしょう。


http://www.nmh.gov.tw/jp/exhibition_2_1_22_818.htm

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