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龍山寺の傍らにある艋舺公園の元の名は「萬華十二号公園」。広州街、和平西路、山水街と西園路に囲まれた広いエリアにあります。アートをテーマに台北市政府が開発した特色ある民俗公園です。園内には多様な文化が織り交ぜられて設計されています。例えば、東側の龍の彫刻は中国風水における左青龍の吉祥の意を含み、西側の船型彫刻はこの地区がかつてカヌーが運輸・渡河・貿易などの交通手段として多く使われていたことに由来します。美人照鏡池は中国風水と関連があり、北斗七星の方角に基づいて見晴し台が置かれ、光と水のコラボレーションによる噴水ショーが毎日繰り広げられます。公園北側の廟埕広場は龍山寺廟埕（廟の前にある広場）の延長にあり、広場内の星座は中国の星宿と西洋の十二星座をもとにデザインされたもので、合計2千個以上の星が埋め込まれ、夜になると様々な光を放ちます。艋舺公園内にあるU字型の「文化芸廊」は強化ガラスとエナメルボードで造られ、屋根もユニークなデザイン。通行や休憩に使われるほか、多種多様な展示を楽しむことができます。艋舺公園は市政府の「翻転軸線、再造西区（西区再開発計画）」の重要建設事項に挙げられ、公園とその延長にある龍山寺は台北市の歴史・文化・宗教の重要スポットとなっています。これにより、市の西側地域が再び息を吹き返し、ビジネスチャンスと国際的観光地の再構築がなされ、艋舺2百年のにぎわいを取り戻すことが期待されています。