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吉慶里「聖誕巷」が始まって今年で16年になります。聖誕巷の起こりは地区の「三愛教会」で1999年のクリスマス・イブに、林恭昭牧師が教会内に置かれていたクリスマス・ツリーを屋外へ移動したことがきっかけでした。巷内の信徒たちもそれに倣って、自宅の門にイルミネーションを飾り、近所に福音を知らせました。その後、クリスマスの楽しい雰囲気が伝染して、巷内の家々もだんだんとイルミネーションに加わるようになりました。さらに吉慶里の黄勝宗里長、木工職人の温永煙先生、台北城市科技大学の潘同泰副教授、三愛教会の林恭昭牧師、侯樹良牧師らが熱心にイルミネーションを設置し「聖誕巷」の規摸はますます大きくなり、その評判も次第に遠くまで伝わるようになったのです。今では毎年クリスマス前後に巷内の家々がこぞってクリスマスの飾り付けをすることが、祝祭イベントとして定着しました。毎年12月、巷内の家々は自発的に自宅の門を飾り付けます。何か月も前から今年の新しい飾りや装置をデザインし、作り始める人もいます。巷内の住民にもお互いに暗黙の了解があり、毎年イルミネーションの点灯時期はクリスマスの前の週から翌年の元宵節までとなっています。吉慶里の「聖誕巷」イルミネーションは「戸」が単位で、吉慶新幹線、ロープウェイ、ヘリコプター、ラバーダックなどさまざまなテーマの装置が置かれ、家々の出窓や庭に住民が心をこめたイルミネーションが見られます。