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TAIPEI 2016春季号 Vol.03—南門市場+ 中正紀念堂 おいしい台北を味わいつくす

アンカーポイント

発表日:2016-06-17

更新日:2016-09-23

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文 _ 金康嵐
写真 _ 高讃賢

1_南門市場1樓販賣各項南北貨、年菜及臘肉火腿,每逢節日總是擠滿採買人潮。(高讚賢攝) .jpg
食べ歩きはいまや台北の最も魅力的な風景のひとつです。目に映る料理の姿が食欲を刺激し、味蕾を楽しませ、人々はその味に酔いしれます。食べ歩きは台北人の究極の「小確幸」(小さいけれども確かな幸福)と言えるでしょう。小籠包、マンゴーかき氷、牛肉麺などは世界的にも知られる台湾観光PR の強力なラインナップです。中正区、大安区には外国人観光客がひっきりなしに訪れる有名店が数多くあります。一日時間を取り、お腹を空っぽにした上で、このエリアの食べ歩きを思いきり楽しみませんか。

3_「萬有全手工金華火腿」攤位上隻隻疊起的整條後腿肉,讓人看了口水直流。(高讚賢攝).jpg
▲「 万有全手作り金華ハム」の店先に積み上げられた丸ごとのもも肉によだれが出そう。
南門市場中華料理の宝箱
南門市場の1階では、各地のさまざまな食材、年菜(年越し料理)、臘肉(塩漬けの干し豚肉)や中華ハム、惣菜などを販売しています。どの店も有名で、春節(旧正月)、端午節、中秋節の三大節句の前には身動きもとれないほどの大変な人出です。人々の賑やかな声や灯りに照らされた食べ物はまるで金粉が散りばめられたような輝きを放ち、すべて持って帰りたくなります。
南門市場へ足を踏み入れると、さっそく「萬有全手工金華火腿(万有全の手作り金華ハム)」の店先に積み上げられたモモ肉に目を奪われます。称賛の声を上げつつ、目上の人たちに敬意を示すため、何を買って帰れば彼らの中にある思い出のおいしさを再び味わってもらえるのかと考えてしまいます。悩んだ末、煮込みスープに使う金華ハムに決めて、豊かな風味を添えることにしましょう。この店では真空包装と宅配サービスを行っており、遠方に住む大勢の美食家のお腹を満たしています。
南門市場の1 階中央にはジャーキーの「快車肉乾」があります。遠くから見るとまるで色とりどりのお菓子の家ですが、扱っているのは昔ながらの台湾のおやつです。とくに厚さわずか0.1 ミリメートルの干し肉「肉紙」は光が透けるほど薄く、香ばしく軽い口当たりと飽きの来ない甘辛い味わいで、海外からの観光客にとって台湾の味を代表するものの一つとなっています。

4_「大連食品行」是南北貨和家鄉料理的尋寶地。(高讚賢攝) .jpg
▲「 大連食品行」はさまざまな食材と家庭料理の宝島です。

名店として知られる「大連食品行」は、各地の食材と家庭料理の宝島です。近づいてみると、山のように積まれたさまざまな蜜餞(果物の砂糖漬け)に思わず足が止まります。熱心な店主がグァバ、砂糖を使わないアップルマンゴー、炭火あぶりパイナップル、イチゴ、ブンタンなどのドライフルーツの試食を薦めてくれ、つい長居をしてしまいます。店主は、顧客の好みに合わせて味を調節したり、商品を改良するだけでなく、新商品開発の際には健康も考慮してお客様に楽しく安心して食べてもらえるようにしていると誇らしげに話してくれました。
「億長御坊」は天下一を自負する店です。揚げ物、煮物、炒め物、蒸し物、冷菜、どれも子どものころおばあちゃんの家の食卓でよく出された料理です。一品一品が思い出を描き出し、どれも食べてみたくなります。「億長御坊」のオーナーによれば、ここで売られているものはすぐに家で食べられる出来立て惣菜ですが、匂いに誘われてきた観光客も大勢いて、ホテルに買って帰ってその味を楽しんでいるそうです。
5_「億長御坊」有各式各樣的家常美味,被稱為天下第一攤。(高讚賢攝) .jpg
▲各種の家庭料理を扱う「億長御坊」は天下一を自負しています。

中正紀念堂そば
小籠包の隠れた名店
南門市場を後にして羅斯福路(ルーズベルト通り)を渡れば、すぐに台北の有名なランドマーク――中正紀念堂に着きます。中正紀念堂は台北市の中心にあり、北京の天壇様式を採用した屋根に、エジプトのピラミッドを模した形の建物が高くそびえたつ姿は威厳があります。敷地の左右には国家戯劇院(ナショナルシアター)と国家音楽庁(ナショナルコンサートホール)があり、古き良き中華宮殿形式の建築に荘厳な雰囲気が漂い、国内外の観光客が必ず訪れる名所です。
紀念堂の特徴ある建築に加え、周辺の食べ歩きも魅力的です。台湾の小籠包の世界的な知名度は看板に偽りなし、平日の正午に永康街の鼎泰豊(ディンタイフォン)を訪れてみればその人気ぶりが分かります。しかし小籠包は鼎泰豊だけではありません。中正紀念堂そばの杭州南路沿い「杭州小籠湯包」も多くの旅行客がわざわざやってくる店です。濃厚なスープの小籠湯包、黄金色でさくさくの三鮮鍋貼(焼き餃子)、つやつやでプリプリのエビシューマイなど、どれも必ず食べてほしい料理です。

6_「杭州小籠湯包」的小籠湯包、三鮮鍋貼、蝦仁燒賣,是必點菜色。(高讚賢攝) .jpg
▲「 杭州小籠湯包」の小籠湯包、三鮮鍋貼、エビシューマイは外せないメニュー。

さらに、横の路地を入ったところの名店「盛園絲瓜小籠湯包」も、いつも満席です。同行の友達が薦めてくれた看板メニューの絲瓜(ヘチマ)小籠湯包は、滑らかで柔らかい緑色のヘチマが薄い皮とぴったり合い、一口食べると新鮮でおいしいスープがあふれてきます。一口、また一口と後を引くおいしさです。
 
アクセス
南門市場:
羅斯福路1 段8 号(MRT 中正紀念堂駅2番出口すぐ)

杭州小籠湯包:
杭州南路2 段17 号(MRT 東門駅3番出口から徒歩約6 分)

盛園絲瓜小籠湯包:
杭州南路2 段25 巷1 号(MRT 東門站3 番出口から徒歩約6 分)
 

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