発表日:2017-12-18
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「絵の中の台北
大稲埕の少年‧郭雪湖」特別展
文 _ 台北市観光伝播局 写真 _ 劉佳雯、羅若礼
▲会場にあるマルチメディア画面にタッチすれば「南街殷賑」に隠された秘密を素早く知ることができます。(写真/劉佳雯)
台北市政府ビルの西側エントランスへ足を踏み入れると、5メートル近い高さのある1枚の絵が目の前に現れます。これは画家‧郭雪湖の名作「南街殷賑」です。現在開催中の「絵の中の台北—大稲埕の少年‧郭雪湖」特別展では、数多くの複製作品や関連する歴史を伝える写真、郭雪湖が使用した画材などが展示されています。またマルチメディアデバイスを活用し、みなさんを郭雪湖が描いたあの栄華極まる夢のような大稲埕へと連れていってくれます。
時空を飛び超え
古き良き時代を見る
大稲埕に生まれた郭雪湖は、台湾における美術の発展と人材育成に大きく貢献した人物です。今回の特別展は「少年時代の郭雪湖」をテーマにしています。会場で最も目を引くのは、この上なく精緻な筆づかいで色鮮やかに描かれた日本画「南街殷賑」です。この作品はあの世から死者を迎える中元節(旧暦7月15日)で賑わう霞海城隍廟の様子を描いたもので、絵の中の看板、建築物、人物や商品などが当時の大稲埕の繁栄ぶりを生き生きと映し出しています。
今回の展示では、歴史研究家の陳柔縉さんと荘永明さんを招いて「南街殷賑」の解説をしてもらいました。例えば、交差する棒の図柄に「倶楽部」と書かれた店は、実は当時の高級娯楽であったビリヤード場なのだそうです。また「左側通行」という標識からは、かつて台北の人々が左に寄って歩いていたことが分かります。『火焼紅蓮寺』は大稲埕にあった映画館「永楽座」で最も人気を博した映画です。木瓜糖(砂糖をまぶしたドライパパイヤ)やバナナ、パイナップルなどの果物は、日本人が台湾と聞いて思い浮かべる南国らしい品々でした。さらに絵に描かれた老舗の数々は現在も営業しています。ほかにどんな秘密が隠されているか興味があれば、マルチメディア画面にタッチするだけですぐに説明を見ることができます。
また本展では、郭雪湖のもう一つの名作「昔日西門情景」が動き出します。来場者が両手を振ると、絵の中の物売りが天秤棒を担いで西門前のトロッコ線路を越えていったり、線路の両脇で物売りや民衆が賑やかにやりとりする街角の風景を見ることができます。このほか、第2回台湾美術展覧会で特選に選ばれた「円山付近」、芝山岩の風景を描いた「新霽」など15作品の複製が展示されています。
郭雪湖の描いた台北をもっと知りたいなら、ぜひ台北探索館を訪れてみてはいかがでしょうか。
「絵の中の台北—大稲埕の少年‧郭雪湖」特別展
台北探索館特展庁(信義区市府路1 号1、2 F)
展示は2018年2月28日(水)まで、9:00~17:00(月曜、国定休日は休館)
1999 内線8630
撮影、飲食、ペットを連れての入場、長い傘やその他危険物の持ち込みは禁止
台北市觀光伝播局は郭雪湖の作品をモチーフにした3種類の記念品を用意しています。「南街殷賑」トートバッグ(630元)、記念クリアファイル(5枚入り199 元)、2018年卓上カレンダー(250元)があります。記念にコレクションしてはいかがでしょうか。
市府出版品記念品販売センター(市政府ビル仁愛路側エントランス左側)
月曜~金曜09:00~17:00土曜~日曜11:00~17:00
▲会場には郭雪湖が使った日本画の画材が展示されています。(写真/劉佳雯)
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