発表日:2018-06-14
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個性的なバーで過ごす
楽しいほろ酔いの夜
文 張文馨
写真 梁忠賢、MOバー
ネオンきらめく都会の夜、平日は忙しくて休む時間のないあなた。週末の夜にほっと一息つく場所を探していませんか?台北の個性的なバーは会社勤めの人々をターゲットとしているため、信義区と大安区に集中しています。これらの新しいバーはかつての飲み屋や居酒屋とは異なり、お酒の楽しみ方や空間に洗練された都会らしい新しいアイデアがあふれ、台北ならではのバー文化を育んでいます。
優雅な1920年代の
ムードを味わう
落ち着いた気品ある外観のマンダリンオリエンタル台北は、この町を代表するホテルです。このホテルにある「MOバー」は、世界レベルのカクテルで訪れる紳士淑女を満足させます。店内に足を踏み入れると、まるでタイムトンネルを通り抜けて優雅にお酒を楽しむ華やかな時代に戻ったようです。
内装は1920年代の建築様式を採用しており、スタッフはみな純白のジャケットを身につけて当時流行したスタイルを再現しています。バーテンダーのステージである中央のカウンターでは、繊細な味わいのカクテルが生み出されます。レトロモダンなスタイルのMOバーが提供するのはカクテル、最高級シャンパン、ワイン、蒸留酒などです。また、不定期に世界レベルのバーテンダーを招いています。例えば、ディアジオ社主催の「ワールドクラス」2011年世界大会で優勝した大竹学氏も、かつてゲストバーテンダーとして日本らしさと西洋のアルコールが巧みに融合したカクテルをふるまいました。ここはお酒を楽しむだけでなく、世界へつながる最先端のステージでもあるのです。
宿屋で楽しむ
美味しいお酒と料理
2016年、信義区にオープンした「安慰剤Placebo Taipei」は、まるで中国の剣豪小説に出てくる宿屋のようです。このデザインは、なんとキョンシー映画を見て育ったダレンさんとアナーキーさん2人のオーナーが考えついたのだそう。外から覗き見える暖色系の照明や内装は中に入って一息つきたくなる雰囲気で、言われなければあの奇妙なキョンシーを連想することはないでしょう。
店のメニューはどれも台湾産の材料を使って独自に考えられたものです。煮込み料理や羊肉のスープに自家製のジャスミンティーのジンを使ったカクテル「美しきジャスミンの花」を合わせれば、寒い夜も心の底から温まります。また女性客が多いため、ホットワインも提供しています。ローゼルとバラ、クワの実、そして赤ワインとコニャックが醸し出す甘酸っぱい味わいで、一口飲めばすっと胃まで入っていきます。まさに店名の通り、美味しいカクテルの「プラシーボ」効果で心も体も満たされるのです。
▲1920年代さながらの優雅な「MOバー」は各種カクテルを提供します。(写真/MOバー)
▲「安慰剤」は中国式宿屋のような温かい雰囲気。台湾産の食材を使った料理で客をもてなします。(写真/梁忠賢)
路地裏に隠れた
ウィスキー博物館
台北で美味しいお酒が飲める場所といえば、ウィスキー愛好家で「後院L'arrière-cour」を知らない人はいません。ここは20年近い歴史のあるウィスキーバーで「ウィスキー博物館」と呼ばれています。店を代表する林一峰さんは台湾のウィスキーの達人として知られ、その奥深さをより多くの人に紹介するためにこの店をオープンしました。
この店でウィスキーを飲む時に大切なのは量ではなく、そのときにぴったりの1杯を探すことです。メニューはなく、バーテンダーがお客さんに何を食べてきたのか、どんな味が好みかを聞いていくつか選んでくれます。もし、どう選んだらよいか分からなければ、バーテンダーのおすすめを試してみるのもよいでしょう。お酒の物語、特色、風味を味わうその過程はまる親友と語っているようで、これがまた足を運びたくなる理由なのです。
▲ウィスキーがお好きな人はぜひ「後院」で美味しいお酒と料理をどうぞ。(写真/梁忠賢)
ちびちび味わうクラフトビール
今、台北で一番おしゃれなお酒の飲み方は何でしょうか?それは立ったまま飲むことなんです。このブームを生んだのは台虎精釀啜飲室がオープンした「Landmark」。クラフトビールはゆっくり飲んで楽しむものなので、この店でもお客さんに「ちびちび飲む」ことでお酒の味わい方を知ってもらいたいと願っています。また、店は半屋外になっていますが風や寒さ対策は万全で、ゆっくり飲んでいても寒くありません。
ここにはビールの達人が集まっています。10年の経験を持つチーフバーテンダーのウィニー(許若瑋)さんだけでなく、他のカウンタースタッフもビアソムリエ1級に合格しています。スタッフとおしゃべりすればクラフトビールにより詳しくなれますよ。また、この店では台虎精釀啜飲室の缶ビールも販売しています。著名な画家・姚瑞中氏とコラボレーションした缶ビールのパッケージデザインは原料のイメージを合わせて、台湾の4つの風景が描かれています。台北を描いた「IPA インディアペールエール」は苦さから甘い後味への移り変わりで地方から台北にやってきた人々の奮闘を表現しており、その味は一口飲めば忘れられません。
▲台虎精釀啜飲室はお客さんにビールをじっくり味わう楽しさを知ってほしいと願っています。(写真/梁忠賢)
MOバー
松山区敦化北路158号5F
02-2715-6698
月∼木曜17:00∼00:30
金∼土曜17:00∼01:30
日曜17:00∼23:30
安慰剤
Placebo Taipei
信義区基隆路2段83号
02-8732-2345
日∼木曜20:00∼02:30
金∼土曜20:00∼03:00
後院
L'arrière-cour
大安区安和路2段23巷4号
02-2704-7818
日∼木曜19:00∼03:00
金∼土曜19:00∼04:00
台虎精釀啜飲室Landmark
信義区忠孝東路5段68号
02-2722-0592
月∼木曜17:00∼23:30
金∼土曜15:00∼01:30 日曜15:00∼23:30
飲酒は適量を心がけましょう。健康に危害を及ぼすおそれがあります。





















