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大稲埕を満喫するための15ポイント (TAIPEI Quarterly 2018 冬季号 Vol.14)

アンカーポイント

発表日:2018-12-11

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大稲を満喫するための15ポイント
 

写真/   Taiwan Scene

TAIPEI 冬季号 2018 Vol.14 Fifty Suggestions for a Day in Dadaocheng

文化的魅力と歴史の香りあふれる絵になる通り、一風変わったショッピング、豊かなグルメを体験したいなら、台北市の大稲埕エリアがおすすめです。台北府城北門やMRT北門駅の北に位置するこのエリアは近年、ますます旅行者に人気が高まっています(清朝時代末期からこの地に住む地元民は当惑しているようですが)。

台湾の人々が長い間、大稲埕を訪れることはなくなっていた一方、たくさんの欧米人旅行者の注目を集めていることで、あらためて興味深い観点に気付きます。

さっそく、大稲埕を満喫するためにオススメする15のポイントをご紹介していきたいと思います。
 

1. 散策は北から南へ

このエリアは南へ行くほど人が増えていき、台北霞海城隍廟周辺が最もにぎやかです。どのみち行く予定なら(最後の楽しみに取っておいて間違いなし)、MRT大橋頭駅で降りて迪化街の北端から散策をスタートする穴場ルートをおすすめします。
 

2. 石けんショップ「Uni Jun」へ

民権西路のすぐ南、日本時代に建てられた古い建物群の中に位置する「Uni Jun」。いい香りの広がる店内ではハンドメイドの石けんを買うことができます(手作り体験もできます)。お土産を購入するのに最適なのですが、この店が愛される最大の理由はここで飲めるコーヒーにあります。ほっと一息ついてリラックスした気分で旅を始めるのは格別です。

📍 大同区迪化街一段358-1
 

3. レストラン「稲舎」で食事

迪化街を2分ほど歩くと、リノベーションされた2階建ての赤レンガ建築が見えてきます。歴史を感じさせる建物の外装と内装は日本時代の典型的な様式を残しています。このレストランではおいしい(そして驚くほどヘルシーな)伝統的台湾スタイルのランチセットが350台湾ドル以下の料金で食べられ、英語・日本語のメニューも備えています。何も食べるつもりはなくても一見の価値ありです。

📍 大同区迪化街一段329
 

4. 老舗菓子店「李亭香」で一休み

迪化街をさらに進むと、清朝末期にタイムスリップしたような老舗菓子店に行き当たります。ここではお菓子の手作り体験教室が開かれているほか、試食も可能です。由緒正しい店なので、地元住民が田舎の親戚へのお土産を買いに来ることも多いようです。もし台湾人の友人やビジネスパートナーに会う予定があるなら、李亭香でちょっとした手土産を買っていけば、とても喜ばれることでしょう。

📍 大同区迪化街一段309

TAIPEI 冬季号 2018 Vol.14 Fifty Suggestions for a Day in Dadaocheng

5. 「阿嬤家平和と女性人権館」で歴史を考える

このあまり目立たない非営利の博物館は、第二次世界大戦中に日本軍に性奴隷、いわゆる「慰安婦」として働くことを強制された女性たちを記憶に留める目的で開設されました。重いテーマを背負ったボランティア運営の博物館は、犠牲となった人々の声や物語が忘れ去られないようにするという重要な役割を果たしています。できることなら寄付をするか、1階でコーヒーを注文してください。もちろん両方でも構いません。

📍 大同区迪化街一段256
 

6. メインストリートを外れて道草を

迪化街の大通りをひたすら進む行楽客がほとんどですが、大稲埕地区の路地裏には豊かな文化が隠されています。小さな廟やお寺、地元の庭園や商店、それにここの活力の源である地元の人々。メインストリートは老舗店とアートに敏感な流行のスペースが混在していますが、路地裏に足を踏み入れれば、昔ながらの(一部はリノベーションされた)、本物の大稲埕の息づかいを感じることができるでしょう。
 

7. 「大稲埕公園」をぶらり

この小さな公園は大稲埕地区のほぼ中心に位置し、伝統的な中華風の東屋と赤レンガでできたアーチ道が設けられているほか、中央部には20世紀の台湾で最も人気のあった作詞家の一人、李臨秋氏の銅像が設置されています。午前9時から午後6時までの正時にこの公園を訪れれば、像のそばにあるスピーカーから『望春風』や『四季紅』など李氏の代表作が流れるのを聞くことができます。

TAIPEI 冬季号 2018 Vol.14 Fifty Suggestions for a Day in Dadaocheng

8. 「印花楽」で
アーティスト気分に

「印花楽」(inBlooom)」は台湾人デザイナーによるプリント生地ブランド。ここにある本店では台湾で作られたクールなグッズを購入することができるほか、DIYクラスに参加すれば自分の手でプリント生地や布を使った作品作りが体験できます(店の英文名はニルヴァーナの曲名に似ていますが、わざとスペースを取り、「O」をひとつ加えています)。

📍 大同区民楽街28
 

9. 迪化街へ戻りがてら試食を

台北の街歩きなのに食べ物に無関係なスポットが3つも続いたのは少し遠回りだったかもしれません。民生西路との交差点周辺にはドライフルーツやナッツ類、地元の珍味の試食ができる店が集まっています。試食はいつでもできますが、春節(旧正月)前の数週間にここを訪れれば、文字通り鼻先に突きつけられることになります。
 

10. 「台北霞海城隍廟」で
神々に参拝

「台北霞海城隍廟」が大稲埕を訪れる人にとって一番のお目当てとなるのも無理はありません。ここは一帯で最も古い寺院の一つというだけでなく、都市の守護神、「城隍爺」をはじめ、多くの土着の神々が祭られていることで知られます。カップルで旅行するなら、この寺院が縁結びなど恋愛に関する願いを叶えたい若者に人気となっていることをお忘れなく。

📍 大同区迪化街一段61
 

11. 「台原亜洲偶戯博物館」で伝統の人形劇を知る

台北霞海城隍廟のほど近くに位置する、博物館と劇場を兼ねたこの活気あふれる施設は、台湾の伝統的人形劇「ボテヒ(布袋戯)」はもちろん、アジアのさまざまな人形劇の発展と保存を目的として設立されました。この地域の他の建物同様、建築物そのものも魅力的で、これを見るだけでも訪れる価値があります。

📍 大同区西寧北路79-1
 

12. 「永楽市場」で布選び

布地に興味がある方なら、市内有数のこの老舗布市場で何時間もかけて色んな店をのぞいて回りたいと思うに違いありません。特に興味がなくても、祭儀用の衣装や神様の服を専門に仕立てている1階の店「聯暉繡荘」は一見の価値ありです。

📍 大同区迪化街一段21
 

13. お茶の老舗「有記名茶」へ

五代にわたり続くこの老舗茶商は、伝統的な台湾茶の歴史に興味のある旅行者に人気のスポットです。「有記名茶」は烏龍茶と包種茶の専門店で、訪問者に茶の焙煎や発酵を行う作業場を開放しています。もちろん、お土産の購入にも最適です。

📍 大同区重慶北路二段6426
 

14. 「福来許小酒吧」&「発琴吧」で
ちょっと一杯

ここには一軒の建物の中に2つのバーが同居しています。「福来許小酒吧(Fleisch Bar)」では台湾料理と酒類やソフトドリンクなど各種ドリンクが、3階の一風変わったバー、「発琴吧(Ginspiration Bar)」では、ご想像どおりジンで作ったさまざまな高級カクテルが提供されています。

📍 大同区迪化街一段76

TAIPEI 冬季号 2018 Vol.14 Fifty Suggestions for a Day in Dadaocheng

15. 帰り道でつまみ食い

今回の散策は大稲埕地区の北端をスタート地点としましたが、旅の終わりはそのまま南へ歩いてMRT北門駅へ向かうか、まったく違った刺激を求めて南西方面の西門町エリアを目指すことになります。その前に通る「台北霞海城隍廟」以南の迪化街と周辺の路地には、小さいながらおいしいレストラン、カフェ、軽食店がひしめいています。遅くまで居座っても大丈夫。大稲埕は時を超えた場所、台北は眠らない街なのですから。 
 

この文章はオンライン旅マガジン「Taiwan Scene」(https://taiwan-scene.com)の記事(英文)を許可を得て編集・翻訳したものです。
 

🙅飲酒は適量を心がけましょう。健康に危害を及ぼすおそれがあります。🙅

 

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