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TAIPEI Quarterly 2017 秋季号 Vol.09

アンカーポイント

発表日:2017-09-11

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編集者の言葉

台北ユニバ すべての人に感謝


台北ユニバーシアードは、7,000人余りの選手を迎え、世界のトップを狙う各国の選手が8月の照り付ける太陽のもと誇りをかけ戦いを繰り広げました。後方を守るスタッフも一時も気を抜かず、台北市の柯文哲市長とユニバチームが素晴らしい街を作り上げ、いままさに変わりつつある台北を世界に発信しました。すべての人の努力と粘り強さで、笑顔と涙に包まれた台北ユニバは無事閉幕、夏の強い日差しが地平線の彼方に消えるかと思う間もなく、秋のそよ風が一年の実りを迎えようとしています。

週末や休日のたび、台湾鉄道台北駅のコンコースにはいつもと違ったにぎやかさが見られます。そこかしこに東南アジアの「新移民」や労働者が集い、ベトナム、インドネシア、タイなどさまざまな国の言葉で、日々の暮らしや気持ちを語り合う姿が見られ、台北に新たなパワーを注ぎ込んでいます。はるばる台湾に来た東南アジアの人々のため、黙々とサポートする人々が台北に存在します。彼らがこの大地で人生のステージを見い出し、安心して暮らせるとともに、台北が多元的な文化を抱擁していけるよう願っています。

現代的な建物と激しく行き交う乗り物から成る台北の日常風景ですが、今号では古い台北の地図を携え、栖来ひかりさんと『台湾、Y字路探し』に繰り出し、今と昔が交わる時空に足を踏み入れてみましょう。台北は大きくないですが、奥が深く、すみずみまで味わうのにおすすめです。

熱い掛け声が威勢よく飛び交う昔ながらの市場は、台北ならではの人情味にあふれています。「伝統市場」と呼ばれる市場は、台北市の血の通った経営のもとで、一連の改革を行っています。あちこちで進められていた静かな改革がいま花開き、イノベーションと伝統がぶつかり合って生まれた素晴らしさをぜひ、ご自身の目で確かめてください。

秋の風物詩として一年に一度行われる台北ポエトリーフェスティバルでは今年、「時代のまなざし、都市の輝き」をテーマに、詩の愛好家とともに時代の精神を発掘し、文学のさまざまな可能性を探ります。色とりどりの映像が高くそびえる建物を自由にすり抜け、飛び越え、世界各地から届けられる音と光のマジックや最先端のテクノロジーが織りなす新たな五感の刺激に加え、50組を超えるパフォーマンス。台北の眠らない夜を共に楽しみましょう。

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