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年の瀬に味わう鍋料理 心と身体を温める (TAIPEI Quarterly 2019 冬季号 Vol.18)

アンカーポイント

発表日:2019-12-12

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TAIPEI #18 (2019 冬季号)

年の瀬に味わう鍋料理 心と身体を温める

文=洪釧瑜
編集=下山敬之
写真=林煒凱、林育緯


冬になると鍋料理が恋しくなります。中華、和風、洋風など様式を問わず、熱々の鍋料理で身体を温めることは1年頑張った自分へ最高のご褒美です。また、友人と一緒に鍋を囲み今年の出来事について談笑することで距離も近くなり、心と体を温めることができます。

さっぱりとした食感 罌粟牛尾麻辣鍋
鍋料理の中では、辛さとあっさり目の2種類のスープが楽しめる「麻辣火鍋」が一番人気です。特に、辛い物を食べて身体を温めると心地よい気分になります。

独自の麻辣火鍋がウリの「食徒」(シュートゥ)では、大量のスパイスと生薬をブレンドした麻辣鍋を提供しています。この料理は香ばしい花椒、朝天椒(五色唐辛子)の辛さ、唐辛子の香りを合わせた一品です。▲「罌粟牛尾麻辣鍋」のスープはほんのりと甘く、口当たりが爽やかです。(写真/林煒凱)

また、看板メニューの「罌粟(けし)牛尾麻辣鍋」は他の麻辣鍋とは大きく異なります。スープを作る際、牛骨を24時間以上かけてじっくり煮込み、さらに牛の尾を入れてゼラチン質を加えます。それによって牛の尾のあっさりとした甘味が花椒や唐辛子の強烈な辛さを中和し、スープの層がより鮮明になります。スープは直接飲んでもそれほど辛くなく、さらに辛さが増すことでより美味しくなることが特徴です。

食徒シュートゥ
中山区復興南路一段20号
11:30-14:30;17:30-22:00|火曜定休
02-2711-9508


豊富な味わい 抜群のコスパ
友人たちと鍋料理を食べる際に自分の好きなスープを選びたいなら「打狗霸」(ダーゴウバー)がおすすめです。1人用の鍋があるのはもちろん、大人数用の鍋を注文して、それぞれ異なる味のスープを選ぶこともできるので、一度に様々な味が楽しめます。

また、このお店は大手レストラン海霸王(ハイバーワン)の傘下なので、そのメリットを活かし、リーズナブルなセットメニューでありながら高級な牛肉のプライムや台湾沿海の新鮮な海産物、自家製のつみれ、クロマグロの刺身などを提供しており、コストパフォーマンスが非常に高いです。▲打狗霸のセットメニューは豊富な食材とスープが楽しめます。    (写真/林煒凱)

スタンダードな和風鍋や四川麻辣鍋や石焼き鍋、すき焼きといった合計4種類から選択できる上に、各季節に合わせた限定スープも2種類あるので、旬な季節の味を楽しみたい方にぴったりです。さらに、食べる量に応じてメニューを選ぶことができ、奮発したい方は少し高級な海陸鍋、お腹を満たすなら食べ放題で様々なスープを楽しむなど、ニーズに合わせたサービスを提供しています。

打狗霸(昆明店) ダーゴウバー
萬華区昆明街46号
11:00-21:00
02-2331-3677


名古屋風赤味噌鍋 辛さはお好みで
赤味噌は名古屋を代表する名産ですが、最近では赤味噌を使った様々な料理が誕生しています。そんな中、名古屋で最大級の鍋チェーン店である「赤から」が正統な赤味噌鍋を引っさげて台湾へやってきました。

秘伝の赤から鍋は日本から直送した名古屋の赤味噌と特製唐辛子をブレンドして作られ、辛さは好みに合わせて0〜10番までの11段階で選ぶことができます。▲「赤から」秘伝の赤から鍋は、好みに合わせて好きな辛さが選べます。(写真/林育緯)

1番の辛さは唐辛子の香りが楽しめるので辛い物が苦手な方におすすめです。3番はキムチの辛さとほぼ同じなので一般的な辛さ、5番は麻辣鍋の小辛と同レベルです。このように各段階の辛さが用意されているので、好みに合わせてより高いレベルに挑戦することもできます。

もし10番でも物足りない場合は、台湾店が特別に開発した「地獄鍋」がおすすめです。赤味噌のほかに、日本の味噌よりも甘い台湾味噌と世界一辛いジョロキアなどを使用しているので、より強い辛みとちょうどいい塩味が楽しめます。辛い物好きな友人を誘って様々なレベルの辛さにチャレンジし、スパイシーな年末を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Akakara赤から鍋(中山旗艦店)
中山区中山北路一段71号
平日17:00-24:00|土日11:30-24:00
02-2523-8922


煮込むほどおいしい コンソメスープ
本場フランスの「コンソメスープ」は煮込みと抽出という複雑な工程が必要です。そうすることで澄んだ黄金色となり、フランス料理における最高のスープと呼ばれる料理に仕上がります。

「鐵支涮火鍋」(ティエジューシュアフオグオ)というお店では、厳選した雌鳥、地鶏の手羽先、ニンニク、セロリ、ニンジンに摘みたてのタイム、ローリエなどのハーブを加え6時間じっくり煮込んでコンソメチキンスープを作っています。煮込む過程で余分なものを取り除くので、スープにはほんのりとした甘味があり、鍋料理に加えることでより豊かな味わいが楽しめます。▲「コンソメスープ」を使った珍しい鍋料理は、黄金色のスープが特徴です。(写真/林育緯)

食事の際にはスタッフがエビの皮をむいたり、具材を切り分けてくれるので、友人感覚で会話などもできます。寒い冬も親切なサービスを受けることで温かい気持ちで過ごすことができます。

鐵支涮火鍋(和平創始店) ティエジューシュアフオグオ
大安区和平東路一段141巷6-1号
11:30-14:30;17:30-23:30
02-2391-1798

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