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故郷の味:懐かしい味を味わえる場所 (TAIPEI Quarterly 2019 冬季号 Vol.18)

アンカーポイント

発表日:2019-12-12

1978

TAIPEI #18 (2019 冬季号)

故郷の味:懐かしい味を味わえる場所

文=Adam Hopkins
編集=下山敬之
写真=Samil Kuo, Taiwan Scene


台北には素晴らしいグルメがたくさんあることから、滞在した時間の長さに関わらず多くの人が小籠包や牛肉麺、滷肉飯、かき氷といった食べ物の虜になります。しかし、美味しいからといってそればかりを食べるわけではなく、日によっては中華風ハンバーガーの刈包や蔥油餅というパンケーキのような西洋風のものを食べたり、自炊をする日もあります。    

特にクリスマスや感謝祭といった西洋の祝日の多くは、特別な料理がメインであることから、帰省した際はこうした料理が無性に食べたくなります。しかし、いくら連休があるとは言え、台湾に住んでいる外国人が全員帰国できるわけではありません。    

ただ、台北には台湾とあまり関わりがないように思える海外の絶品グルメがたくさんあります。なので、故郷の味が恋しくなった外国人も台湾にいながら、祖国の料理を楽しむことができます。

KIWI GOURMET BURGERS (KGB)
誰もが好きなハンバーガーですが、台北で1番の名店はKiwi Gourmet Burgersと言っても過言ではありません。このお店は師大路のメイン通りから外れた路地にあります。店内はテーブル席とカウンター席があり、明るくて居心地の良いインテリアでデザインされています。実際にニュージーランドにいるようなゆったりとした雰囲気で、従業員も英語と中国語が話せる他、外国人向けに英語メニューも用意されていてとても親切です。お肉もニュージーランドから輸入した良質なものを使用しています。ハンバーガー以外にも新鮮でおいしいりんごとクルミのサラダもおすすめです。飲み物は台湾国内と海外のビールとサイダーがあり、他にもミルクセーキやお茶、他のソフトドリンクも提供しています。

おすすめ:
ニュージランド産の牧草牛を使用し、スイス産チーズかチェダーチーズかを選べるKGBチーズバーガーです。レタス、トマト、玉ねぎ、赤玉ねぎ、アイオリソースなどをトッピングして食べるのが一般的で、チーズをカマンベールやブルーチーズに変えるのも悪くありません。ぜひ、この絶品ハンバーガーを試してみてください。

大安区師大路114巷5号
月―土11:30-22:00|日11:30-21:30


MACHO TACOS 師大店
意外にも台北にはメキシコ料理店がたくさんあります。Macho Tacosは覆面レスラーのルチャドールがデザインされた看板が目印で、特に学生に人気のあるお店です。シンプルな内装と長いサービスカウンター、年期を感じるレンガ造りが特徴で、その名の通りメキシコ料理のお店となっています。ソフトタコス、ハードタコス、ブリトー、ナチョス、チーズを使った料理のケサディーヤといった料理からマルガリータ、テキーラ、本格的なオルチャータなどのお酒やドリンクも種類が豊富です。英語と中国語で注文できますが、「タコス」は万国共通で通じます。また、火曜日にドリンクを注文するとプラス45元で各タコスが注文できるといったサービスも行っています。

おすすめ:
自由にタコスが選べるタコス3点セットで、タコスはハードかソフトかを選べて、価格は200元となっています。おすすめのタコスはポークとチキン、合いびき肉を使用したタコミートですすが、ぜひ様々な味を冒険してみてください。

大安区浦城街15号
月―木11:30-15:00;17:00-21:00
金11:30-15:00;17:00-22:00
土11:30-22:00日11:30-21:00


ALLEYCATʼS PIZZA
駐在員にとって美味しいピザ屋の情報は重要で、その重要性は住居探し以上とも言えます。Alleycat's Pizzaのキャッチコピーは「probably the best pizza in town(おそらく町で最高のピザ屋)」ですが、一度その味を知るとすぐに納得することができます。石釜で焼いた本格ピザを専門とするお店で、内装は庶民的でありながら快適に過ごせるようスタイリッシュなインテリアが選ばれています。メニューはマルゲリータやハワイアンなど定番のピザから三杯鶏や宮保鶏丁をテーマにした、台湾現地の文化を取り入れた変わり種まで、さまざまなピザを提供しています。他にも各国のビールやサイダー、ワイン、カクテル、さらにはシューターなどドリンクメニューも豊富です。

おすすめ:
肉好きの方に特におすすめしたいメニューがマイアローナピザで、これは自家製イタリアンソーセージ、ペパロニ、チョリソ、サラミがたっぷりトッピングされた一品です。また、ボリューム満点のオレオミルクセーキもおすすめなので、是非挑戦してみてください。

中正区八徳路一段1号
日―火11:30-23:00|金―土11:00-24:00


OMA URSELS GERMAN RESTAURANT & BAKERY
MRT東門駅の近く人気の観光スポット永康街の裏通りにあるOma Ursels German Restaurant & Bakeryは、ドイツ料理 が堪能できる小さなレストランです。居心地のいいレストランとパンやスイーツを販売するベーカリーが併設されている他、ウェイトレスはディアンドルというドイツの民族衣装を制服として着用しています。メニューはブラートヴルスト、シュニッツェル、シュバイネハクセなど本場のドイツ料理に加え、ドイツビール、シュタインビアといったアルコールメニューも提供しています。

おすすめ:
ホワイトソースで煮込んだポークストリップで、付け合わせにはキノコとマッシュポテトが添えられています。他にもドイツらしくソーセージの盛り合わせもおすすめです。

大安区永康街10巷8号
月―火11:30-14:00;17:00-21:30
金11:30-14:00;17:00-22:00
土11:30-14:30;17:00-22:00
日11:30-14:30;17:00-21:30


KOUYOU OKONOMIYAKI 紅葉お好み焼き
台北で最も本格的なお好み焼き屋に行きたい場合は、日本人にも人気の高い「紅葉日式愛好燒」がおすすめです。このお店はMRT古亭駅の9番出口から徒歩3分ほどの場所にあり、外観は昔の家庭的な食堂を連想させます。店内に入ると大阪人の店主が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれます。10席にも満たない小さな店内は非常に混雑していて、店主と女将が厨房とホールを目まぐるしく行き来します。次第にお好み焼きのいい香りが漂いはじめ、日本の路地裏にある食堂にいるような気分が堪能できます。中国語と日本語で記載されたメニューには、20種類以上のお好み焼きと焼きそばが記載されています。お好み焼きには特製のソースとマヨネーズ、青のり、かつお節がトッピングされていて、日本の味をそのまま楽しむことができます。(写真/Taiwan Scene)

おすすめ:
店主に好みを伝えて、それに合わせたお好み焼き作ってもらうことです。トッピングも自由に選べるほか、お好み焼きの上に焼きそばや目玉焼きも追加できます。価格もリーズナブルなので、ぜひ日本にいるような気分を満喫してみてください。(写真/Taiwan Scene)

中正区晉江街18巷18弄4号
木―火11:30-14:00;17:00-21:00|水曜定休


食べることは最高の喜びです。おいしい料理があることで私たちは元気になったり、気分
を変えることができ、さらに家族や友人たちとの思い出に浸ることもできます。飲食店巡りでは家庭料理の味や故郷にあるお店の味を再現することはできませんが、今回紹介したお店に行くことで台北での生活を一時でも紛らわすことはできます。故郷の味が恋しくなった際にはぜひこれらのお店を利用してみてください。

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