発表日:2020-12-16
183
TAIPEI #22 (2020 冬季号)
クリスマスにピッタリ! 環境に優しいプレゼント
文 / AYCC
編集 / 下山敬之
写真 / Samil Kuo
もうすぐクリスマスがやってきますが、プレゼントは決まりましたか?クリスマスは世界各地でパーティーが開かれますが、その後は平時の25%も多くゴミが出ていることにも目を向けなければいけません。
ではどのようにしてゴミ問題に配慮したプレゼントを選べばよいのでしょうか?答えは簡単です!台北にあるデザイナーズブランドが、「持続可能な環境保護」というテーマのもと、普段遣いもできる便利なアイテムを制作しています。本誌ではそんな環境問題に配慮された4つのブランドの商品を紹介していきます。
▲環境問題に配慮したプレゼントを送り、持続可能を意識したクリスマスを過ごしましょう!
特にデザイン性、機能性、持続可能性をコンセプトとした商品を厳選しましたので、プレゼントの候補として検討してみてください。
竹製ストロー、歯ブラシ、 アウトドア用マグカップ
元泰竹芸社
元泰竹芸社(ユエンタイズーイーシャー)の林家宏(リンジャーホン)氏は、故郷の竹山(ジューシャン)産の竹を用いてストローや歯ブラシ、コップなどを製作しています。いずれもプラスチックゴミを出さない最高のクリスマスプレゼントです。
竹製ストローは、竹を自然な状態で加工しているので全て長さや大きさが異なり芸術性に富んだ形状をしています。また、内側の天然繊維はプラスチック以上に飲み物の温度や風味を保ちます。竹製の歯ブラシは馬の毛を使用しており、全て自然分解が可能です。
▲竹製のコップ、ストロー、歯ブラシがプラスチックフリーな生活をもたらします。
竹製のコップは無毒な塗料でタイワンツキノワグマや現地の山景が描かれていて、ギフトとしてだけでなく台湾のお土産としても最適です。
元泰竹芸社の製品を販売している場所
華山 1914 文化創意産業園区
🏠 中正区八徳路一段 1 号
エコカップ
YCCT
台湾ではタピオカミルクティーをはじめ年間15億杯もの飲料が消費されていますが、それに伴ってプラスチック製のカップやストローも大量に製造されています。そんな中、再利用可能なカップがあればゴミを減らしながら新鮮な飲み物が楽しめるので大変重宝されます。
▲エコカップを使えば環境に配慮しながらタピオカミルクティーが楽しめます。
YCCTのエコカップは、特許を取得している折り畳み式の蓋が最大の特徴で、軽く押すことでストローの出し入れが可能です。また、カップには大小サイズの異なるストローが付属されているので、タピオカの有無など用途に合わせて交換が可能です。カップ本体も軽くて丈夫なステンレス製なので持ち運びにも便利です。
ドリンクスタンドが主流な台湾では、クリスマスにプレゼントすると非常に喜ばれます。
▲エコカップを使えば環境に配慮しながらタピオカミルクティーが楽しめます。
YCCT の製品を販売している場所
新光三越台北信義新天地 A8 館内「BonVoyage」
🏠 信義区松高路 12 号
ノートパソコンケース、ブックカバー&マスク
印花楽
印花楽(インホァラ)はオリジナルプリント生地 の他に、プラスチックなどのリサイクル不可能な素材に代わるライフスタイル商品の開発にも力を入れているデザインブランドです。
印花楽の商品は台湾に関連する物事を生地の柄に 採用しています。例えば、ノートパソコンケースには台湾固有種のハッカチョウが描かれていますが、これは絶滅危惧種であるこの鳥を知ってもらうためにデザインされたもので、ブランドのシンボルにもなっています。
本が好きな人にはベゴニアグラス柄のブックカバーがおすすめです。ベゴニアグラスは台湾の伝統的な模様であり、古いアパートや住宅の格子窓などにも用いられています。現在、この模様は台湾の日用品の中でも非常に人気のあるデザインです。印花楽は持続可能への意識を高める一方で、このような伝統的な模様をデザインに取り入れるなど地域性を大切にしてきました。
▲ローカルブランドの印花楽は台湾らしさを兼ね備えたエコな生活用品を数多く開発しています。
また、今年は新型コロナウィルスの流行によってマスクのゴミ問題が発生したこともあり、布製マスクの開発も行いました。中のガーゼを交換可能な設計にしたことで、医療用にも対応した長期間使用可能なマスクとなっています。
台湾は領土の大部分が山間部となっていることから、標高の高い場所では希少性の高い動物が数多く生息しています。印花楽では、そうした自然を感じられる商品の開発を目指し、動物や風景をモチーフとしたプリント生地を製作しています。
印花楽の製品を販売している場所
印花楽大稲埕本店
🏠 大同区民楽街 28 号
環境に優しいテーブルウェア
仁舟
仁舟(レンジョウ)はプラスチック削減を実践しているブランドで、ファッショナブルで使いやすい製品を開発すれば一般の人たちのプラスチック削減への意識も高まるという考えのもと運営されています。
ここではプラスチック削減をコンセプトに生み出されたシリコン製折りたたみタッパー、シリコンフードバッグ、食品用蜜蝋(みつろう)ラップを紹介していきます。どれも料理をする人たちに最適なクリスマスプレゼントです。
シリコン製折りたたみタッパーは、持ち寄りパーティーをする人にとってのマストアイテムです。この商品は100%食品用シリコンを使用していて、液漏れを防止する特殊構造になっているので、スープや飲み物が入れられます。シリコンは洗浄も簡単なのでビニール袋の代わりとして使いやすい素材です。また、蓋に付いているウミガメの飾りは通気弁の役割を果たす他、海洋保護のブランドイメージでもあります。
▲仁舟ではプラスチック製品の代わりにシリコン製タッパーや蜜蝋(みつろう)の食品用ラップといった繰り返し使用できる製品を推奨しています。
この他にも洗浄可能なフリーザーバッグがあり、こちらも余った料理の保存に最適です。特許取得済みの構造によって直立し、さらに優れた耐熱性で200°Cまで耐えられるので熱々のスープも保存できます。このバッグがあればもうビニール袋は必要ありません。
まだあまり知られていませんが、従来の食品用ラップの代用品になる蜜蝋のラップもあります。素材は保湿性能の高いオーガニックコットンや抗菌性のある蜜蝋などの天然素材だけを使用しています。家族の健康はもちろん、地球環境にも優しいエコな食品用ラップです。
仁舟の製品を販売している場所
誠品信義店
🏠 信義区松高路11号
クリスマスにピッタリ! 環境に優しいプレゼント
文 / AYCC
編集 / 下山敬之
写真 / Samil Kuo
もうすぐクリスマスがやってきますが、プレゼントは決まりましたか?クリスマスは世界各地でパーティーが開かれますが、その後は平時の25%も多くゴミが出ていることにも目を向けなければいけません。
ではどのようにしてゴミ問題に配慮したプレゼントを選べばよいのでしょうか?答えは簡単です!台北にあるデザイナーズブランドが、「持続可能な環境保護」というテーマのもと、普段遣いもできる便利なアイテムを制作しています。本誌ではそんな環境問題に配慮された4つのブランドの商品を紹介していきます。
特にデザイン性、機能性、持続可能性をコンセプトとした商品を厳選しましたので、プレゼントの候補として検討してみてください。
竹製ストロー、歯ブラシ、 アウトドア用マグカップ
元泰竹芸社
元泰竹芸社(ユエンタイズーイーシャー)の林家宏(リンジャーホン)氏は、故郷の竹山(ジューシャン)産の竹を用いてストローや歯ブラシ、コップなどを製作しています。いずれもプラスチックゴミを出さない最高のクリスマスプレゼントです。
竹製ストローは、竹を自然な状態で加工しているので全て長さや大きさが異なり芸術性に富んだ形状をしています。また、内側の天然繊維はプラスチック以上に飲み物の温度や風味を保ちます。竹製の歯ブラシは馬の毛を使用しており、全て自然分解が可能です。
竹製のコップは無毒な塗料でタイワンツキノワグマや現地の山景が描かれていて、ギフトとしてだけでなく台湾のお土産としても最適です。
元泰竹芸社の製品を販売している場所
華山 1914 文化創意産業園区
🏠 中正区八徳路一段 1 号
エコカップ
YCCT
台湾ではタピオカミルクティーをはじめ年間15億杯もの飲料が消費されていますが、それに伴ってプラスチック製のカップやストローも大量に製造されています。そんな中、再利用可能なカップがあればゴミを減らしながら新鮮な飲み物が楽しめるので大変重宝されます。
YCCTのエコカップは、特許を取得している折り畳み式の蓋が最大の特徴で、軽く押すことでストローの出し入れが可能です。また、カップには大小サイズの異なるストローが付属されているので、タピオカの有無など用途に合わせて交換が可能です。カップ本体も軽くて丈夫なステンレス製なので持ち運びにも便利です。
ドリンクスタンドが主流な台湾では、クリスマスにプレゼントすると非常に喜ばれます。
YCCT の製品を販売している場所
新光三越台北信義新天地 A8 館内「BonVoyage」
🏠 信義区松高路 12 号
ノートパソコンケース、ブックカバー&マスク
印花楽
印花楽(インホァラ)はオリジナルプリント生地 の他に、プラスチックなどのリサイクル不可能な素材に代わるライフスタイル商品の開発にも力を入れているデザインブランドです。
印花楽の商品は台湾に関連する物事を生地の柄に 採用しています。例えば、ノートパソコンケースには台湾固有種のハッカチョウが描かれていますが、これは絶滅危惧種であるこの鳥を知ってもらうためにデザインされたもので、ブランドのシンボルにもなっています。
本が好きな人にはベゴニアグラス柄のブックカバーがおすすめです。ベゴニアグラスは台湾の伝統的な模様であり、古いアパートや住宅の格子窓などにも用いられています。現在、この模様は台湾の日用品の中でも非常に人気のあるデザインです。印花楽は持続可能への意識を高める一方で、このような伝統的な模様をデザインに取り入れるなど地域性を大切にしてきました。
また、今年は新型コロナウィルスの流行によってマスクのゴミ問題が発生したこともあり、布製マスクの開発も行いました。中のガーゼを交換可能な設計にしたことで、医療用にも対応した長期間使用可能なマスクとなっています。
台湾は領土の大部分が山間部となっていることから、標高の高い場所では希少性の高い動物が数多く生息しています。印花楽では、そうした自然を感じられる商品の開発を目指し、動物や風景をモチーフとしたプリント生地を製作しています。
印花楽の製品を販売している場所
印花楽大稲埕本店
🏠 大同区民楽街 28 号
環境に優しいテーブルウェア
仁舟
仁舟(レンジョウ)はプラスチック削減を実践しているブランドで、ファッショナブルで使いやすい製品を開発すれば一般の人たちのプラスチック削減への意識も高まるという考えのもと運営されています。
ここではプラスチック削減をコンセプトに生み出されたシリコン製折りたたみタッパー、シリコンフードバッグ、食品用蜜蝋(みつろう)ラップを紹介していきます。どれも料理をする人たちに最適なクリスマスプレゼントです。
シリコン製折りたたみタッパーは、持ち寄りパーティーをする人にとってのマストアイテムです。この商品は100%食品用シリコンを使用していて、液漏れを防止する特殊構造になっているので、スープや飲み物が入れられます。シリコンは洗浄も簡単なのでビニール袋の代わりとして使いやすい素材です。また、蓋に付いているウミガメの飾りは通気弁の役割を果たす他、海洋保護のブランドイメージでもあります。
この他にも洗浄可能なフリーザーバッグがあり、こちらも余った料理の保存に最適です。特許取得済みの構造によって直立し、さらに優れた耐熱性で200°Cまで耐えられるので熱々のスープも保存できます。このバッグがあればもうビニール袋は必要ありません。
まだあまり知られていませんが、従来の食品用ラップの代用品になる蜜蝋のラップもあります。素材は保湿性能の高いオーガニックコットンや抗菌性のある蜜蝋などの天然素材だけを使用しています。家族の健康はもちろん、地球環境にも優しいエコな食品用ラップです。
仁舟の製品を販売している場所
誠品信義店
🏠 信義区松高路11号
関連写真
:::
人気の記事
-
流行色はグリーン! 台北の古着屋でサスティナブルなおしゃれを楽しむ (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)
-
台北に根付くフェアトレード 文化と代表的なお店 (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)
-
クリスマスにピッタリ! 環境に優しいプレゼント (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)
-
シードペーパーに蒔く「希望の種」 (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)
-
南機場で生まれた「食のサスティナビリティ」 (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)
-
健康的で美味しい台北発のヘルシーフード (TAIPEI Quarterly 2020 冬季号 Vol.22)