発表日:2022-06-10
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TAIPEI #28 (2022 夏季号)
アフターアワーのお買い物ガイド: 午後から巡る台北の夕市
文: Catherine Shih
編集: 下山敬之
写真: Yengping、Taiwan Scene
夏がやって来て気温が30°Cを超えると、台北の人々は多くの時間を屋内で過ごし、涼しい時間帯になってから出かけるようになります。地域の夕市は、昼過ぎから日暮れまで営業しているため、仕事終わりのサラリーマンたちにって最高の憩いの場です。日用品の購入からおいしいグルメまで、地元民の活気に触れることができる夕市は、地元の屋台料理を味わうのに格好の場所です。
▲伝統的な朝市に行きそびれても午後から開く夕市へ行けば、日用品を買い揃えることができます。
📍万華区
双和市場
双和市場は、万華駅またはMRT龍山寺駅から徒歩約15分の万華区にあり、野菜、果物、家庭料理が安価に購入できることで有名です。午後3~4時、あるいは7~8時まで何百もの屋台が並び、、地元の食品を販売しています。例えば、台湾で愛され続ける饅頭専門店「饅頭王」では、肉まんをはじめ、キャベツ、タロイモ、黒糖、ゴマなど10種類以上の餡が選べます。しかもお値段は1個たったの10新台湾ドル。また、パイナップルやドラゴンフルーツなど、6~7月頃に収穫される新鮮な季節のフルーツを販売する屋台もあります。

▲饅頭王は饅頭だけでなく、水煎包という蒸し焼きにした中華まんも販売しています。
自家製カレーの香辛料や食材をお探しなら、双和市場でタマネギ、ジャガイモ、ターメリック、ショウガ、エシャロットなどをお手頃価格で揃えることができます。他にも香ばしいフライドチキンで有名な「津味炸鷄」は見逃せない屋台の1つです。冷凍肉は決して使わない特製フライドチキンは、ジューシーでサクサクの食感が魅力。ここの夕市でお買い物をすれば、まず失敗はありません。
▲津味炸鶏の揚げ物は作り置きをしていないので、揚げたての味が楽しめます。
📍内湖区
文徳夕市&金龍夕市
内湖区は台北のシリコンバレーと呼ばれ、内湖科技園区には次々と新しいビルが建設されています。このハイテクエリアに昔ながらの市場が隠れているとは想像できないでしょう。実際、文徳夕市では近年ますます希少な光景が見られます。科技園区の端で開かれる文徳夕市には、温かいお惣菜や新鮮な野菜など、多種多様な食品が並び、園内で働くホワイトカラーの人々が仕事終わりに買い物をしたり、グルメを楽しむ場となっています。
▲文徳夕市内では日常的な買い物にも温かい交流があり、人情味に溢れています。(写真/Taiwan Scene)
豆花の屋台「芋艿川」は、開店からわずか時間で売り切れることもしばしば。有機大豆を使った豆腐プリンは、やわらかくなめらかな食感です。程よい甘さの黒蜜もまたおいしさの秘密で、トッピングのピーナッツ、小豆、タロイモ団子、タピオカなどと一緒にいただきます。
▲有機大豆にこだわっている芋艿川の豆花は、濃厚な風味が口の中に広がります。(写真/Taiwan Scene)
もうひとつのお勧め屋台は、できたてのローストダックとチキンを販売する「阿龍師脆皮烤鴨放山鶏」です。このジューシーな肉とパリパリの皮を目当てに、たくさんの人がここを訪れます。鴨の半身がサイズによっては160~180新台湾ドル、大家族で食べられるジューシーな丸ごとローストダックは300新台湾ドルです。火‧木‧土日のみの出店ですので、お見逃しなく。
この付近では、サツマイモフライ、鶏排(チキンステーキ)、イカ玉など、あらゆる種類の揚げ物を販売する「文徳炸雞」も有名です。一方、終日営業する地域のベーカリー&ペストリーショップ「可來富」では、平日のブランチタイムから深夜の軽食タイムまで、シンプルでおいしいサンドイッチやパンを販売しています。
内湖区の中心から少し北に行くと、内湖の住民たちに大人気の夕市があります。朝の金龍路は静かな住宅街ですが、夕暮れ時になると賑やかな市場に一変します。金龍夕市は、地元の家庭にとって楽しさあふれる場所なのです。
▲金龍夕市は短い路地の中にありますが、内湖の人たちが食料品を購入しに訪れる重要な場所です。
文徳夕市からわずか2kmの距離にある金龍夕市は、毎日職場と家を行き来する地元のサラリーマンやOLをターゲットにしています。多くの屋台では、4~5人家族向けに計量された野菜や果物の袋詰めを用意しており、共働きの人も仕事帰りの買い物時間を節約できます。夜が更けると最終値引きが始まり、若い単身労働者が大挙して押し寄せます。
出来たての屋台グルメも忙しい家庭の時短にぴったり。大小のソーセージ、サツマイモ団子、チンレッグ、塩漬けクリスピーチキンなどを販売する「林媽媽市場炸物」など有名な屋台もこの市場にはあります。メニューはランダムに変わるため、日によってはフライドポテトやサツマイモフライ、紅酢豚、エビフライなどが並んでいるかもしれません。また、有名なブラックハーブティーや中国茶も、暑い夏の日に涼を取るのにぴったりです。
▲サツマイモ団子からソーセージまで、林媽媽市場炸物の食べ物は多くの人が子供の頃から食べてきた懐かしい味です。
📍信義区
永春市場&虎林街夕市
MRT永春駅から徒歩わずか5分、松山路のそばにあるのが、信義区における主要な市場の一つである永春市場です。朝7時から夜9時まで長い時間に渡ってオープンしており、様々な年代や職業の台北市民がいつでも必要なものを購入できるようになっています。さらに、永春市場は信義区で最大の面積と店舗数を誇ります。
数十年続くこの市場には、有名な屋台が目白押し。台北伝統市場節の受賞店である「春和油飯」は、糯米の他、紅亀粿、大根餅、甘酒餅などでも知られています。「白金山手工貢丸」は、鍋料理にぴったりの手作り豚玉で顧客の心を掴んでいます。また「上味香魚丸」は、魚やイカなど取れ立ての海鮮を使ったジューシーな肉団子が人気です。そして、もう一つの隠れ名店が「山東老店」。サワードウで発酵させた手作り肉まんは、舌が肥えた方も絶賛するおいしさです。
▲栗やしいたけ、ホタテといった伝統的な食材を油飯に混ぜ合わせることが春和油飯の味の秘訣です。
永春市場の2階では毎週末に中古品市場が開かれています。興味深いことに、これは台北の伝統的な市場の中では唯一の中古品市場です。毎週土日の午前9時から開催され、たくさんの人が掘り出し物を求めて訪れます。ここでは、硬貨などの骨董品はもちろん、地元デパートの純正‧訳あり品を低価格で購入することができます。値引き交渉ができることも多いので、お得なお買い物にきっと満足できるはず!
▲週末に永春市場を訪れる際には、中古品市場へ足を運んで掘り出し物を探しましょう。
それでもまだ物足りない方は、永春市場のすぐ近くにある虎林街夕市へどうぞ。MRT永春駅5番出口に近い虎林街に位置するこの市場は、お隣の永春市場と異なり、屋外にあります。この市場の中には「東加炸鶏」という屋台があります。このお店は午後時から午後時半までの時間半という短時間営業ながら、閉店前に売り切れてしまうこともあるそうです。ニンニク入りのアップルソースに鶏肉を漬け込んだ特製レシピがこの屋台の人気の秘密です。
▲虎林街夕市にあるお店では買い物がしやすくなるよう野菜や果物を整理して陳列しています。
「台湾鶏大王」という屋台では、サトウキビがほのかに香るスモークチキン「甘蔗鶏」を販売しています。台湾のもう一つの有名グルメ、「塩水鶏」がお好きな方も、こちらで購入できます。ここでは、ニワトリの肉を雄雌で分けています。雌の方が雄よりも脂肪分を多く含んでいるので、赤身以外が好きな方にも最適です。同じ通りには他にも人気の屋台が並んでおり、その中でも「專一豆花」は40年の歴史を誇る小さな屋台で、タピオカやピーナッツをトッピングした豆花を販売しています。また、「大肥媽潤餅」は人参、大根といった野菜や、豚肉の薄切りなどの具材を包んだ、風味豊かな台湾式クレープが有名です。木曜日と日曜日の週2日しか営業していないので、購入できるかは運次第です。
アフターアワーのお買い物ガイド: 午後から巡る台北の夕市
文: Catherine Shih
編集: 下山敬之
写真: Yengping、Taiwan Scene
夏がやって来て気温が30°Cを超えると、台北の人々は多くの時間を屋内で過ごし、涼しい時間帯になってから出かけるようになります。地域の夕市は、昼過ぎから日暮れまで営業しているため、仕事終わりのサラリーマンたちにって最高の憩いの場です。日用品の購入からおいしいグルメまで、地元民の活気に触れることができる夕市は、地元の屋台料理を味わうのに格好の場所です。
📍万華区
双和市場
双和市場は、万華駅またはMRT龍山寺駅から徒歩約15分の万華区にあり、野菜、果物、家庭料理が安価に購入できることで有名です。午後3~4時、あるいは7~8時まで何百もの屋台が並び、、地元の食品を販売しています。例えば、台湾で愛され続ける饅頭専門店「饅頭王」では、肉まんをはじめ、キャベツ、タロイモ、黒糖、ゴマなど10種類以上の餡が選べます。しかもお値段は1個たったの10新台湾ドル。また、パイナップルやドラゴンフルーツなど、6~7月頃に収穫される新鮮な季節のフルーツを販売する屋台もあります。
自家製カレーの香辛料や食材をお探しなら、双和市場でタマネギ、ジャガイモ、ターメリック、ショウガ、エシャロットなどをお手頃価格で揃えることができます。他にも香ばしいフライドチキンで有名な「津味炸鷄」は見逃せない屋台の1つです。冷凍肉は決して使わない特製フライドチキンは、ジューシーでサクサクの食感が魅力。ここの夕市でお買い物をすれば、まず失敗はありません。
📍内湖区
文徳夕市&金龍夕市
内湖区は台北のシリコンバレーと呼ばれ、内湖科技園区には次々と新しいビルが建設されています。このハイテクエリアに昔ながらの市場が隠れているとは想像できないでしょう。実際、文徳夕市では近年ますます希少な光景が見られます。科技園区の端で開かれる文徳夕市には、温かいお惣菜や新鮮な野菜など、多種多様な食品が並び、園内で働くホワイトカラーの人々が仕事終わりに買い物をしたり、グルメを楽しむ場となっています。
豆花の屋台「芋艿川」は、開店からわずか時間で売り切れることもしばしば。有機大豆を使った豆腐プリンは、やわらかくなめらかな食感です。程よい甘さの黒蜜もまたおいしさの秘密で、トッピングのピーナッツ、小豆、タロイモ団子、タピオカなどと一緒にいただきます。
もうひとつのお勧め屋台は、できたてのローストダックとチキンを販売する「阿龍師脆皮烤鴨放山鶏」です。このジューシーな肉とパリパリの皮を目当てに、たくさんの人がここを訪れます。鴨の半身がサイズによっては160~180新台湾ドル、大家族で食べられるジューシーな丸ごとローストダックは300新台湾ドルです。火‧木‧土日のみの出店ですので、お見逃しなく。
この付近では、サツマイモフライ、鶏排(チキンステーキ)、イカ玉など、あらゆる種類の揚げ物を販売する「文徳炸雞」も有名です。一方、終日営業する地域のベーカリー&ペストリーショップ「可來富」では、平日のブランチタイムから深夜の軽食タイムまで、シンプルでおいしいサンドイッチやパンを販売しています。
内湖区の中心から少し北に行くと、内湖の住民たちに大人気の夕市があります。朝の金龍路は静かな住宅街ですが、夕暮れ時になると賑やかな市場に一変します。金龍夕市は、地元の家庭にとって楽しさあふれる場所なのです。
文徳夕市からわずか2kmの距離にある金龍夕市は、毎日職場と家を行き来する地元のサラリーマンやOLをターゲットにしています。多くの屋台では、4~5人家族向けに計量された野菜や果物の袋詰めを用意しており、共働きの人も仕事帰りの買い物時間を節約できます。夜が更けると最終値引きが始まり、若い単身労働者が大挙して押し寄せます。
出来たての屋台グルメも忙しい家庭の時短にぴったり。大小のソーセージ、サツマイモ団子、チンレッグ、塩漬けクリスピーチキンなどを販売する「林媽媽市場炸物」など有名な屋台もこの市場にはあります。メニューはランダムに変わるため、日によってはフライドポテトやサツマイモフライ、紅酢豚、エビフライなどが並んでいるかもしれません。また、有名なブラックハーブティーや中国茶も、暑い夏の日に涼を取るのにぴったりです。
📍信義区
永春市場&虎林街夕市
MRT永春駅から徒歩わずか5分、松山路のそばにあるのが、信義区における主要な市場の一つである永春市場です。朝7時から夜9時まで長い時間に渡ってオープンしており、様々な年代や職業の台北市民がいつでも必要なものを購入できるようになっています。さらに、永春市場は信義区で最大の面積と店舗数を誇ります。
数十年続くこの市場には、有名な屋台が目白押し。台北伝統市場節の受賞店である「春和油飯」は、糯米の他、紅亀粿、大根餅、甘酒餅などでも知られています。「白金山手工貢丸」は、鍋料理にぴったりの手作り豚玉で顧客の心を掴んでいます。また「上味香魚丸」は、魚やイカなど取れ立ての海鮮を使ったジューシーな肉団子が人気です。そして、もう一つの隠れ名店が「山東老店」。サワードウで発酵させた手作り肉まんは、舌が肥えた方も絶賛するおいしさです。
永春市場の2階では毎週末に中古品市場が開かれています。興味深いことに、これは台北の伝統的な市場の中では唯一の中古品市場です。毎週土日の午前9時から開催され、たくさんの人が掘り出し物を求めて訪れます。ここでは、硬貨などの骨董品はもちろん、地元デパートの純正‧訳あり品を低価格で購入することができます。値引き交渉ができることも多いので、お得なお買い物にきっと満足できるはず!
それでもまだ物足りない方は、永春市場のすぐ近くにある虎林街夕市へどうぞ。MRT永春駅5番出口に近い虎林街に位置するこの市場は、お隣の永春市場と異なり、屋外にあります。この市場の中には「東加炸鶏」という屋台があります。このお店は午後時から午後時半までの時間半という短時間営業ながら、閉店前に売り切れてしまうこともあるそうです。ニンニク入りのアップルソースに鶏肉を漬け込んだ特製レシピがこの屋台の人気の秘密です。
「台湾鶏大王」という屋台では、サトウキビがほのかに香るスモークチキン「甘蔗鶏」を販売しています。台湾のもう一つの有名グルメ、「塩水鶏」がお好きな方も、こちらで購入できます。ここでは、ニワトリの肉を雄雌で分けています。雌の方が雄よりも脂肪分を多く含んでいるので、赤身以外が好きな方にも最適です。同じ通りには他にも人気の屋台が並んでおり、その中でも「專一豆花」は40年の歴史を誇る小さな屋台で、タピオカやピーナッツをトッピングした豆花を販売しています。また、「大肥媽潤餅」は人参、大根といった野菜や、豚肉の薄切りなどの具材を包んだ、風味豊かな台湾式クレープが有名です。木曜日と日曜日の週2日しか営業していないので、購入できるかは運次第です。
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