発表日:2017-03-22
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台北東部でハイキング 森を楽しもう
都会の隣に広がる
美しい森林へ
文 _ 杜韻如
写真 _ 施純泰、呉金石
買い物天国と呼ばれる信義区には、流行の品々のショッピングだけではなく緑豊かな自然の風景を楽しめる場所も少なくありません。MRT やYouBike を利用すればすぐに訪れることができます。都心のすぐそばにあるハイキングコースは、登山のベテランでなくても気軽に登ることができます。台北101 の足元にある眷村(戦後中国大陸から移住してきた軍関係者を中心とした居住区)には安心安全な食材を売る市場が立ち、住宅街の近くにある生態公園は、大人も子どもも自然について学べる最高の教室となっています。大都会の賑やかさを体験した後、大自然と戯れる不思議な旅へ繰り出すのもいいものですよ!

▲ (写真/施純泰)
象山親山歩道
緑のトンネルで深呼吸
MRT 象山駅を出発すると、象山親山歩道にすぐ到着します。象山は岩壁、尾根、斜面、窪地や谷など地形が変化に富んでいるため、多種多様な植物が育っています。シダ植物は70 種以上が自生しており、とくにタカワラビやヒカゲヘゴは台北市で最も多くみられます。夏の早朝に濃い緑に囲まれた歩道を散策すれば、涼しさを感じて暑さが吹き飛びます。
台北市の公務局大地工程処によれば、象山の植物群は四季を通じてあまり変わらないため、1年中いつでもタイペイアオガエル、ラトウチガエル、ゴシキドリなどに出会えるチャンスがあります。夏だけ現れるワタナベビワハゴロモは生態観察のポイントのひとつでしょう。皆さんぜひ探してみてください。

▲ 濃い緑に囲まれた象山親山歩道を散策すれば暑さが吹き飛びます。(写真/施純泰)
涼しい虎山渓歩道で魚探し
ともに四獣山に属する象山と虎山はハイキングコースで繋がっています。体力のある人は象山歩道から九五峰を経由して虎山へ行くことができます。その途中、渓流沿いにある虎山渓歩道は両側に木陰が広がりさらさらと水が流れ、たくさんの生物が暮らしています。
近年、虎山渓における魚の保護活動に成果が表れています。さまざまな段差がある地形を利用することによって、多様な水生動植物の生息地となっています。清らかな渓流の中にはタイワンハナマガリやハゼなど台湾ならではの魚が観察できます。大地工程処によれば近隣住民もこの地の生態がだんだんと元の姿を取り戻すのを楽しみにしており、生き物たちの楽園となっています。ゆっくりと散策したり、東屋に座って魚の群れやシラサギが餌を取る様子を鑑賞し、都会のロハスなひとときを楽しむのもよいでしょう。

▲ 中強公園は都会では貴重なアオガエルの保護区です。(写真/施純泰)
中強公園で
アオガエルを観察
象山の麓にある中強公園は、老木の木陰、鳥のさえずりと花の香りにあふれ、動植物が豊かなこの公園は台北市で知られたタイペイアオガエルの保護区です。
タイペイアオガエルの繁殖のため、この公園にはクワズイモ、ハナシュクシャなどの植物が植えられ、貴重な湿地の環境が整備されています。長期にわたってタイペイアオガエルの保護を行ってきた三犁社区発展協会の周子欽理事長によれば、このカエルは冬に象山から下りてきてこの公園で産卵するそうです。そして夏にはこの公園の湿地でヒメアマガエル、タイワンハラブチガエル、ブラウアーアマガエルなど台湾ならではのカエルが観察できます。さらにヤマムスメの家族が木の上で巣作りをする様子や、池でホタルの幼虫の姿を見ることもできます。

▲ 虎山渓に沿って歩けば、さらさらと水が流れる音が聞こえて癒されます。(写真/施純泰)
四四南村簡単市集で
自然の味を
四四南村は台湾最初の眷村文化の保存地区です。屋根が低くて古い家屋と周囲の高層ビルの強烈なコントラストが大きな特色となっています。毎週日曜日の午後1 時から夜7 時まで、ここは買い物が楽しめる「四四南村簡単市集(四四南村シンプルマーケット)」に変身します。地元の農産物やアートグッズのショッピング、パフォーマンスを楽しめる空間です。
ここにはさまざまな露店が集まり、自然農法で育てられた地元の農産品や天然素材の化粧品などが売られています。毎週ここで出店している金洸園圃行の何奕廷さん親子は「夏は新鮮なサツマイモの葉、ヘチマ、カボチャなど旬の食材をたくさん食べなければなりません。新鮮であるだけでなく、自然な有機栽培のものがより健康的です」と言います。彼らは現在、試験的にバナナの有機栽培に取り組んでおり、より多くの有機栽培による野菜や果物を人々に提供できることを願っています。

▲ 四四南村簡単市集は地元の農産物やアートグッズのショッピング、パフォーマンスを楽しめる空間です。(写真/施純泰)
地元の美味しい食材:Farmers' Table 小農鍋物
「小農鍋物 Farmers' Table」は食材本来の姿を見ることができることが売りのレストランです。台湾全土の自然農法で野菜を育てる小規模農家と提携し、鍋のスープから具材まで新鮮で安全な食材を使用しています。提供する野菜は季節と出荷の変化に合わせて毎日調整されます。
唐慈郷総経理は、同店ではイエライシャン(夜来香)のつぼみと茎、ヘビウリ、ベニヤマイモなど季節の食材を多く使用しており、これは他の火鍋の店では珍しいことだと話します。さっぱりしたスープは野菜の自然な甘みを味わうことができるだけではありません。肉や野菜をくぐらせればたれをつける必要はなく、新鮮なうまみがぱっと舌の上いっぱいに広がって火鍋はこんなにあっさりと食べられるものかと驚かされます。店内には食材販売コーナーもあり、新鮮な野菜を買って帰って自宅で調理することもできます。美味しさを楽しむだけでなく、産地から食卓へ新鮮な食材が届く安心感を実際に感じることができます。
www.facebook.com/farmerstabletw
松高路19 号B2(新光三越信義新天地A4 館B2F)
(02)2722-1883

▲(写真/呉金石)
象山親山歩道:MRT 象山駅2番出口から中強公園へ向かって徒歩16 分、登山口は信義路5 段150 巷22 弄。
虎山渓歩道: MRT 後山埤駅2 番出口から慈恵堂へ向かって徒歩26 分、またはYouBike 利用。登山口は福徳街251 巷。
中強公園: MRT 象山駅2 番出口から徒歩12 分。
四四南村簡単市集:MRT 台北101/ 世貿駅2 番出口から徒歩3 分。
都会の隣に広がる
美しい森林へ
文 _ 杜韻如
写真 _ 施純泰、呉金石
買い物天国と呼ばれる信義区には、流行の品々のショッピングだけではなく緑豊かな自然の風景を楽しめる場所も少なくありません。MRT やYouBike を利用すればすぐに訪れることができます。都心のすぐそばにあるハイキングコースは、登山のベテランでなくても気軽に登ることができます。台北101 の足元にある眷村(戦後中国大陸から移住してきた軍関係者を中心とした居住区)には安心安全な食材を売る市場が立ち、住宅街の近くにある生態公園は、大人も子どもも自然について学べる最高の教室となっています。大都会の賑やかさを体験した後、大自然と戯れる不思議な旅へ繰り出すのもいいものですよ!
▲ (写真/施純泰)
象山親山歩道
緑のトンネルで深呼吸
MRT 象山駅を出発すると、象山親山歩道にすぐ到着します。象山は岩壁、尾根、斜面、窪地や谷など地形が変化に富んでいるため、多種多様な植物が育っています。シダ植物は70 種以上が自生しており、とくにタカワラビやヒカゲヘゴは台北市で最も多くみられます。夏の早朝に濃い緑に囲まれた歩道を散策すれば、涼しさを感じて暑さが吹き飛びます。
台北市の公務局大地工程処によれば、象山の植物群は四季を通じてあまり変わらないため、1年中いつでもタイペイアオガエル、ラトウチガエル、ゴシキドリなどに出会えるチャンスがあります。夏だけ現れるワタナベビワハゴロモは生態観察のポイントのひとつでしょう。皆さんぜひ探してみてください。
▲ 濃い緑に囲まれた象山親山歩道を散策すれば暑さが吹き飛びます。(写真/施純泰)
涼しい虎山渓歩道で魚探し
ともに四獣山に属する象山と虎山はハイキングコースで繋がっています。体力のある人は象山歩道から九五峰を経由して虎山へ行くことができます。その途中、渓流沿いにある虎山渓歩道は両側に木陰が広がりさらさらと水が流れ、たくさんの生物が暮らしています。
近年、虎山渓における魚の保護活動に成果が表れています。さまざまな段差がある地形を利用することによって、多様な水生動植物の生息地となっています。清らかな渓流の中にはタイワンハナマガリやハゼなど台湾ならではの魚が観察できます。大地工程処によれば近隣住民もこの地の生態がだんだんと元の姿を取り戻すのを楽しみにしており、生き物たちの楽園となっています。ゆっくりと散策したり、東屋に座って魚の群れやシラサギが餌を取る様子を鑑賞し、都会のロハスなひとときを楽しむのもよいでしょう。
▲ 中強公園は都会では貴重なアオガエルの保護区です。(写真/施純泰)
中強公園で
アオガエルを観察
象山の麓にある中強公園は、老木の木陰、鳥のさえずりと花の香りにあふれ、動植物が豊かなこの公園は台北市で知られたタイペイアオガエルの保護区です。
タイペイアオガエルの繁殖のため、この公園にはクワズイモ、ハナシュクシャなどの植物が植えられ、貴重な湿地の環境が整備されています。長期にわたってタイペイアオガエルの保護を行ってきた三犁社区発展協会の周子欽理事長によれば、このカエルは冬に象山から下りてきてこの公園で産卵するそうです。そして夏にはこの公園の湿地でヒメアマガエル、タイワンハラブチガエル、ブラウアーアマガエルなど台湾ならではのカエルが観察できます。さらにヤマムスメの家族が木の上で巣作りをする様子や、池でホタルの幼虫の姿を見ることもできます。
▲ 虎山渓に沿って歩けば、さらさらと水が流れる音が聞こえて癒されます。(写真/施純泰)
四四南村簡単市集で
自然の味を
四四南村は台湾最初の眷村文化の保存地区です。屋根が低くて古い家屋と周囲の高層ビルの強烈なコントラストが大きな特色となっています。毎週日曜日の午後1 時から夜7 時まで、ここは買い物が楽しめる「四四南村簡単市集(四四南村シンプルマーケット)」に変身します。地元の農産物やアートグッズのショッピング、パフォーマンスを楽しめる空間です。
ここにはさまざまな露店が集まり、自然農法で育てられた地元の農産品や天然素材の化粧品などが売られています。毎週ここで出店している金洸園圃行の何奕廷さん親子は「夏は新鮮なサツマイモの葉、ヘチマ、カボチャなど旬の食材をたくさん食べなければなりません。新鮮であるだけでなく、自然な有機栽培のものがより健康的です」と言います。彼らは現在、試験的にバナナの有機栽培に取り組んでおり、より多くの有機栽培による野菜や果物を人々に提供できることを願っています。
▲ 四四南村簡単市集は地元の農産物やアートグッズのショッピング、パフォーマンスを楽しめる空間です。(写真/施純泰)
地元の美味しい食材:Farmers' Table 小農鍋物
「小農鍋物 Farmers' Table」は食材本来の姿を見ることができることが売りのレストランです。台湾全土の自然農法で野菜を育てる小規模農家と提携し、鍋のスープから具材まで新鮮で安全な食材を使用しています。提供する野菜は季節と出荷の変化に合わせて毎日調整されます。
唐慈郷総経理は、同店ではイエライシャン(夜来香)のつぼみと茎、ヘビウリ、ベニヤマイモなど季節の食材を多く使用しており、これは他の火鍋の店では珍しいことだと話します。さっぱりしたスープは野菜の自然な甘みを味わうことができるだけではありません。肉や野菜をくぐらせればたれをつける必要はなく、新鮮なうまみがぱっと舌の上いっぱいに広がって火鍋はこんなにあっさりと食べられるものかと驚かされます。店内には食材販売コーナーもあり、新鮮な野菜を買って帰って自宅で調理することもできます。美味しさを楽しむだけでなく、産地から食卓へ新鮮な食材が届く安心感を実際に感じることができます。
www.facebook.com/farmerstabletw
松高路19 号B2(新光三越信義新天地A4 館B2F)
(02)2722-1883
▲(写真/呉金石)
象山親山歩道:MRT 象山駅2番出口から中強公園へ向かって徒歩16 分、登山口は信義路5 段150 巷22 弄。
虎山渓歩道: MRT 後山埤駅2 番出口から慈恵堂へ向かって徒歩26 分、またはYouBike 利用。登山口は福徳街251 巷。
中強公園: MRT 象山駅2 番出口から徒歩12 分。
四四南村簡単市集:MRT 台北101/ 世貿駅2 番出口から徒歩3 分。
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