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世界のデザインが台北で対決





「秋の空は高く涼しい」と言われていますが、多くの期待が寄せられている「2011臺北世界設計大会」(2011台北国際デザイン大会)の開催で、今年の台北の秋は熱気に包まれています。このイベントは台湾で初めて開催されるというだけでなく、このような大規模なデザインイベントがアジアで開催されるのも初めてです。47ヶ国から集まったデザインの巨匠と新鋭たちがあふれんばかりの創意で台北を影響力のあるデザインの都市にしてくれます。これはデフリンピック、台北国際花博覽会に続き、台北で世界的なイベントが開催されるという2011年を飾る一大イベントで、絶対に見逃せません。



本号では世界的なイベントの開催に合わせて、「世界のデザインが台北で対決」をテーマに、「2011台北世界デザイン大展」の3つの会場を紹介しています。松山文創園區の世界的なデザイン専門展、台北世界貿易センター南港展覽館のハイテクとデザインの交流展、同一館の新鋭によるデザイン創作展を紹介し、各国の創意あるデザインが台湾で対決する魅力に迫ります。



世紀のイベントの主役を務める台北のご当地パワーも健在です。儒教の大家、孔子を祀る儀式、釋奠典禮(祭孔大典)、異国情緒あふれる士林國際文化節(士林国際文化フェスティバル)などバラエティーに富んだご当地のイベントを通して、台北の庶民文化に親しむことができます。



また、9月の祭孔大典に合わせて、本号ではおいしい儒教料理を紹介しているほか、それぞれの料理に込められた儒学者の修養と学問についてもさらに踏み込んで解説しています。このほか、今年の臺北咖啡節(台北コーヒーフェスティバル)ではオリジナルの「臺北創意咖啡」(台北創意コーヒー)が飲めるようになっています。そこでこのコーヒーが飲める台北の特色あるコーヒーショップを数軒紹介しています。



輝かしいデザイン大展のほか、台北の街角のアートもそっときらめきを放ち、あでやかな彩りを添えています。台北東区エリアの路地でデザインショップをめぐったり、伝統と創意が交錯する都市再生関連のイベントに足を運んだり、現代アートオブジェがずらりと並ぶ台北MRT地下街を散策したりしてみてください。また、臺灣當潮時尚設計展(台湾トレンドファッションデザイン展)、臺灣設計師週(2011台湾デザイナーウイーク)、關渡國際自然裝置藝術季(關渡国際自然オブジェフェスティバル)などのイベントも続々と登場し、台北は文化クリエイティブであふれます。



台北で長い間蓄積されてきた創造力とデザイン力がその実力を発揮しようとしています。この秋は絶対に「魅力でいっぱい」です。