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李臨秋故居

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発表日:2016-11-24

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李臨秋旧居
1909年に生まれた李臨秋氏は台湾の流行歌謠の歴史にとって重要な人物です。「望春風」は彼が25歳のときに書いた生涯を代表する作品です。そのほかにも誰もがよく知る「一個紅蛋」や「四季紅」、「補破網」、「相思海」など、180曲あまりの代表作があります。
 
大稲埕にある李臨秋故居は、閩南式家屋の二階にあり、李臨秋氏の生前の手書き原稿や古い写真、ベッドや食器棚など、当時の生活用具が展示されています。このほか、名曲「望春風」の商標登録証など非常に貴重な資料もあります。
 
ここを訪れると、李臨秋氏がここで創作していた様子に興味が湧くはずです。李臨秋氏の六番目の子供である李修鑑氏は壁に書かれた「深夜、焼酒、夜来香」という文字についてこう解釈しています。「望春風は今私たちがいる故居で展示されている机とイスで深夜に創作されました。深夜はインスピレーションが途切れないからです。二つ目の焼酒とは『紅露酒』のことで、父にとって創作活動における源の一つでした。酒がなければ良い曲を書くことができなかったのです。三つ目の『夜来香』とは夜の酒だけではまだ足りず、本来なら酒場の女性がいればよかったのでしょうが、家の中ではそういうわけにもいかず、その代わりに花の香りを嗅いだということです」。
 
 もっと多くの李臨秋氏の歌を聞きたければ、故居の近くにある大稲埕公園を訪れてください。ここには芸術家の蒲浩明氏が製作した李臨秋氏の彫像が置かれており、定時になると「望春風」や「一個紅蛋」などの代表的な作品が放送されます。次回近くを訪れたときは、台湾で80年以上にわたって歌い継がれる「望春風」の曲を口ずさみながら大稲埕を散策してみましょう。
 

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