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TAIPEI 2015秋季号 Vol.01—蘭州―斯文里の都市再開発 さらによりよい生活を

アンカーポイント

発表日:2016-06-14

更新日:2016-09-30

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地域の環境の改善、古びたコミュニティの機能刷新、
行政による都市再開発による公共住宅提供のため、
同時に建成円環の再開発や市場の改築などを検討し、
大同区の都市再生を加速させています。
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蘭州- 斯文里の都市再開発
住民の生活環境を改善
蘭州- 斯文里整備住宅は1960 ~ 1970 年に地域の公共建築、公共施設を建設した際、違法建築と一部の合法建築の住民の移転用に建築した現代的でこじんまりした住宅です。この住宅はすでに築50 年を超え、この地域の公的環境や住居スペースの老朽化が日増しに深刻化しています。これまでずっと建て直しができなかったのは、地域住民に社会的弱者や高齢者が多く、再開発期間の仮住まい先やケアが不足していたためです。そこで台北市は中継住宅を建設、「移転してからの建て直し」という都市再開発の形をとることにしました。これにより地域住民が再建期間中に一時、中継住宅に入居することで、生活の利便性向上と同時に、地域ネットワークの保持、すばやい都市再開発の推進が可能になるのです。
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  • / 台北市都市発展局提供)
 
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場所選定の原則:
1. 交通の便がよく、近くにMRT の駅があれば最高
2. 公有地を優先
3. 地理的条件がよく、サービスの範囲が広い
4. 同時に公共サービス施設の提供が可能

地元での移転先の確保、また交通の便と公有地の有効活用から総合的に評価した結果、同じ大同区でMRT 円山駅に近い明倫小学校跡地がこのプロジェクトに最適な中継地ということになりました。今後、明倫小学校中継住宅は、再開発住宅改築の際の移転先になると同時に、地域向けの公共サービス提供の場「明倫創造力学園」とすることを企画。これにはショッピングエリア、託児所、オープンスペース、カルチャーセンター、視聴覚室、図書館など公共サービス機能を含んだ公共スペースを設置する予定です。
2. 基地選址原則.jpg
< >/ 台北市都市発展局提供)
< >/ 台北市都市発展局提供)

建成円環の昔(写真/ 台北市観光伝播局提供、撮影/ 王能佑)
5. 104年5月30日(六) 臺北市政府於建成圓環舉辦「公民咖啡館」活動(抽換).jpg
  • / 台北市都市発展局提供)

コミュニティ・プランナ
ー・ワークショップで
意思疎通
今年、それぞれの都市再生計画を推進、市では広く意見を集めるため、改めてコミュニティ・プランナー制度を始めました。これはコミュニティ・プランナー・ワークショップ計画によってプランナーが地域に長期滞在するもの。プランナーは大同区の見どころを洗い出し、人々の意見の聞き取り、地域住民とのパートナー関係の確立などをする予定です。また定期的なミーティングで、地域の意識を高め、官民の各部門と話し合いコンセンサスを深め、ニーズに沿った適切な資源の支援を提言していきます。地域活動の継続と深化により、官民のコンセンサスを確立し、大同区発展の将来を確固たるものにしていきます。
 
「大同再生プロジェクト」では、2 ヶ所のコミュニティ・プランナー・ワークショップを計画、これは蘭州国営住宅横の税務署空き宿舎(昌吉街 61 巷45 号 1 F)とURS44(迪化街1 段 44号 1 F)です。すでに今年7 月に設置されており、コミュニティ・プランナーが地元にいて台北市と連絡をとり、地域再生を進めることが期待されています。
6. 迪化街駐點.jpg
迪化街常駐ポイントURS44(写真/ 台北市都市発展局提供)

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