紹介
基隆河が淡水河と合流する前、社子島をめぐるように美しい湾を描きます。この北岸と磺港渓一帯は大都会の台北では非常に珍しい水田が残されています。これは河口のマングローブ自然保護区とも繋がっており、ほんのわずかな距離ですが、都会の喧噪から離れることができます。ここを自転車で走ると、かつての農村で見られた素朴な風情に触れられます。また、夕日に照らされた堤防沿いの道路はロマンチックで、河からのそよ風と鳥のさえずりを楽しめます。關渡自然保護区は生命力溢れ、のんびりとした中にも野趣が感じられるスポットです。
關渡平原のサイクリング道路を過ぎると、全線開放されている一般道路にでます。西側の端には關渡宮があり、東に向かって關渡の防波堤沿いに進むと、八仙福徳祠に出ます。ここを曲がり、北に進みます。そして、關渡平原を越え、中央北路のMRT線路の南側まで政戦学校西側の稻香路を進んでいきます。自転車を持っていない方は、關渡宮を起点にすると良いでしょう。MRT駅近くには自転車や二人乗り自転車をレンタルできるスポットがあります。現在は關渡宮の堤防沿いにあった屋台は完全に撤去され、歩きやすい歩道となっています。中港河小橋傍に停泊していた漁船も淡水河の岸辺に移動されました。懐かしい港町風情はやや欠けましたが、水辺一帯はさわやかな雰囲気となっています。