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新北投駅舎が里帰り——開業100年の歴史 温泉観光の先駆け (TAIPEI Quarterly 2017 夏季号 Vol.08)

アンカーポイント

発表日:2017-07-19

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新北投駅舎が里帰り——開業100年の歴史
温泉観光の先駆け

文・写真 _台北市文化基金会
 

台北市新北投地域では日本統治時代、日本人が温泉観光産業の発展のため開発に取り組んでいました。1916年(大正5年)には台湾鉄道淡水線の支線「新北投線」が新設され、新北投駅(当時の名称は「新北投停車場」)が開業しました。これが「新北投」の地名の由来となりました。
 TAIPEI 夏季号 2017 Vol.08   新北投駅舎が里帰り——開業100年の歴史 温泉観光の先駆け
▲  日本統治時代の新北投駅。(写真/呉峻毅氏の所蔵品より撮影)
 

北投の文化の本質を伝える

新北投支線の終着駅、新北投駅の駅舎は、1988年の淡水線の廃止に伴い、彰化県のレジャー施設「台湾民俗村」内に移築されました。伝統的な日本式木造建築構造、彫刻が施された軒下の腕木や、屋根から突き出したドーマー窓が新北投駅舎の特徴でした。

近年、文化財保護の意識が高まり、台北市は民間団体と連携して新北投駅舎の里帰りに取り組んできました。紆余曲折もありましたが、閉鎖した「台湾民俗村」の財産権を持っていた日栄資産管理が駅舎の里帰りを願う台北市民の熱い思いに打たれ、台北市に無償で寄贈することになりました。駅舎の復元工事は今年3月末に完了し、台北市に現存する唯一の旧駅舎となりました。

新北投駅舎の里帰りを支援してくれた人たちへの感謝を伝えるため、台北市文化局、台北市文化基金会、台北都市交通システム(MRT)を運行する台北大衆捷運、北投の地元住民が共同でオープニングイベントを開催しています。開業から101年経った新北投駅の魅力をぜひ体験しに来てください。

日本統治時代の新北投駅。(写真/呉峻毅氏の所蔵品より撮影)

開催場所は全て新北投駅舎です。イベント詳細はQRコードのリンク先をご覧ください

新北投駅オープニングイベント

特別展「思い出の停車場─新北投駅の旅立ちと帰郷」

会期:
4/1(土) 8/31(木)の10:00 18:00(月曜休み)。

北投文化などを学ぶ講座「駅站講堂」

開催日:

512月の毎月1回(不規則)

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